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reStructuredText拡張機能 †物理のかぎプロジェクト用にreStructuredTextを拡張した機能を紹介します (ここで紹介する機能は当プロジェクトでしか使えませんので,ご注意ください). TeX数式描画 †TeXにより描画された美しい数式を,簡単にHTMLに含めることができます. インライン数式(文中の数式) †文中に数式を書く場合, 運動方程式は $ma=F$ と書かれる.ここで $m$ は物体の質量である. のように数式部分を $ と $ で括ります. このとき,$ と $ で括られた数式の前後には, 必ず半角スペースが入らなければならないことに注意してください. 句読点の後は忘れやすいので,特に気をつけてください. ただし,$ と $ で括られた数式が行頭にる場合のみ, はじめの $ の前には半角スペースがなくてもかまいません. ディスプレイ数式(独立行の数式) †独立した行の数式は <tex> ma=F </tex> のように,<tex> と </tex> で括って表記します. これは LaTeX でいうところの \begin{align*} ma=F \end{align*} と同様の働きをします.align* 環境ですので,番号は自動では振られません. 複数行の数式 †複数行に渡る数式の場合は <tex> 0.5 &= \alpha e^{-\gamma \cdot 0}\\ &= \alpha e^{0}\\ &= \alpha \cdot 1 </tex> のように,改行したいカ所に \\ 位置合わせしたいカ所に & を記述します.これら & と \\ は数式としては表示されません. この例では数式が3行に渡り, = の部分で揃えられることになります. 数式番号 †数式に番号を付けたい場合には <tex> ma=F \tag{1} </tex> のように \tag{} 命令を用いて明示します. \tag{ } の中身には * などの記号を用いることもできます. 相互参照 †LaTeXのように数式に式番号を自動で割り振り、本文から式を参照することができます。使用例はつぎのようになります。 <tex> F = ma \label{Newton-eq} </tex> <tex> -\frac{\hbar}{i}\frac{\partial \psi}{\partial t} = -\frac{\hbar^2}{2m} \triangle \psi \label{Schrodinger} </tex> 参照のテストはうまくいくかな? それ、 \ref{Newton-eq} と \ref{Schrodinger} だっ! 数式中に「\label{ラベル名}」でラベル名を与えるとその式に自動的に番号が割り振られ、「\ref{ラベル名}」でその式に割り振られた番号を呼び出せます。 @@命令 †@@author: 著者の名前@@ などの命令により,著者や初版日などの情報を含めることができます. 上のような命令について「@@命令」と呼ぶことにします. さらに,@@命令は「要素名」と「値」に別れます. @@要素名: 値@@ 現在,@@命令の要素は以下の5種類が用意されています.
それぞれについて順に説明します. author †@@autor: 値@@ は,記事の著者情報を保存します.値には著者名を記入します. 著者が複数の場合は「・」(なかぐろ)で区切ってください. accept †@@accept: 値@@ は,初版日を保存します.値は記事が初めて公開される日を YYYY-MM-DD の形式で表したものです. 通常,正式公開作業をする者が日付を記入します. category †@@category: 値@@ は,記事のカテゴリ情報を保存します. 値にはカテゴリを記入します. 指定可能なカテゴリは 記事カテゴリ一覧 をご覧ください. 査読提出時に指定してあれば,できるだけそれに従います. 査読提出時に指定してない場合は改めて訪ねるか,明らかな場合は公開時に勝手に割り振ります. id †@@id: 値@@ は、記事固有のID名を指定します。 reference †@@reference: 値@@ は,参考文献の情報を保存します. 値はカンマ区切りのデータ列を指定します. カンマ数により挙動が異なります. 詳細は 物理のかぎ記事チュートリアル#q36bd57c をご覧ください. information †@@information: 値@@ は,上記以外の情報を保存します.値には何でも書けますが,原則として
に限ってください.これは,上記3項目がコラボレーションされることが多いためです. それぞれJavaアプレットをつくった人,絵を描いた人, アニメーションGIFをつくった人の名前を記入します. たとえばオイラーさんがケプラーさんにたのんでJavaアプレットをつくってもらった場合 @@information: アプレット:ケプラー@@ という情報を加えましょう.さらに仁科さんに絵を描いてもらった場合 @@information: アプレット:ケプラー, イラスト:仁科@@ という情報を加えるといいでしょう. |