物理のかぎしっぽ kuhcrow/朝永先生の特別講義 のバックアップソース(No.20)
* 朝永先生の特別講義 [#we49bf6e]

- たしか学部3年のとき(1976年)、時計台講堂にて。 &br;
1979年になくなられたので、ほとんど最後の直接受講生?

- もちろん特別講義といっても思い出話といった感じ。何も覚えてないけど、 &br;
「このようにして(高い準位から低い準位に)電子は落ちる」と言いながら、ゾンマーフェルト先生がこの教壇から落ちたそうです

- 理学部全員受講可。履修カードを出せば ''記念に''1単位あげると言われた &br;
もらった覚えはあるが、このカードが行方不明

- たしか3日あったと思うが、今でも先生の声が聞こえるような気が‥ &br;
1日目で満足して、あとは麻雀してたのは誰? 
--  久しぶりに教養当時の悪友がそろってしまって‥

* Bloch 氏と Bardeen 氏の講演 [#x733e267]

まあ名門の役得で、修士時代にノーベル賞のお二人の講演を聞く機会があった。 &br;
金属伝導のブロッホ関数、磁気共鳴のブロッホベクトルの Bloch さん、 &br;
半導体と超伝導の BCS理論で2回受賞の Bardeen さんである。

朝永先生が 150cm, 40kg くらいの小柄・やせ形なのに対し、
お二人とも 190cm, 100kg くらいの大男であった。

Bloch さんは ブロッホ関数を思いついた経緯などを話された。&br;
Bardeen さんの話はなにも覚えていない(アメリカ人の英語が速すぎて聞き取れなったのかも?)。

Bardeen さんにつては、半導体の Shockley との確執とか、BCS理論ってほんまかいなという一部の声もあって、
当時あまりよい印象はなかったのだけど、en.wikipedia によると「アメリカ人には珍しいくらい」研究一筋で誠実な人柄であったらしい。(なお高温超伝導はこれよりあとの発見である)

講演は両方ともキケン(危険、でなくて、基研;湯川記念基礎物理学研究所)であったのだが、
言葉のせいもあって講演後の質問などもあまりでない。

当然、座長(当時の基研所長の宇宙物理の佐藤文隆氏)がその場を繕わないといけないのだが、
これが何ともいえず、聞いてるほうが恥ずかしくなるくらい、でれっとした、しょうもないコメントだったような思いがある。。。



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*** ご意見・独り言 [#f21f5a4f]
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