物理のかぎしっぽ 崎間/プロジェクトの構想 のバックアップ(No.14)

プロジェクトの構想

僕が(あくまでも一個人として)考えている,このプロジェクトの構想をまとめようかと思います.

プロジェクト発足以前

初心に還ってみます.物理のかぎしっぽをつくりはじめた理由は,自分の勉強ノートをつくろうとした,ただそれだけの理由です.それを続けることができた理由は,自分のやっている行為に反響があったからです.単なる学生が書いた物理の記事を読んでくれる人がいて,感想までくれる.それが何とも言えず楽しく,充実感がありました.

発足のきっかけ

記事の対象範囲を拡大するにつれ,一人でできることには限界があるな,と感じました.それが第一のきっかけです.具体的な発足のきっかけは,実は3段階に分かれます.

  1. おかっちさんによる寄稿
  2. オフ会でCOさんがもちかけてくれた,統合の話し
  3. Goodluckさんからの「サイト制作をお手伝い」したいというメール

これらのきっかけを経て,しだいに「みんなでつくる」ということに興味を持ちはじめました.おかっちさんが寄稿してくださる,と掲示板で発言してくださった当時,tomoさんやまるさんも興味を示してくれていました.さらにCOさんの「数式掲示板」を見て,あのように簡単にサイトをつくるシステムがあれば,もっと記事制作のしきいが低くなるだろうな,と思い至りました.

誰でも参加できる,とはどういうことか

インターネットの世界は,実社会とはまた一味違った社会です.肩書きは大した役割をせず,ある意味では純粋な実力社会なのかもしれません.さまざまな分野の,さまざまな意見が飛び交う.その個性を生かさない手はありません.誰でも参加でき,やる気しだいで評価を受けることができる,それがインターネットそのものの本質で,その本質を物理のかぎプロジェクトにも受け継ぎたいと思っています.

もちろん,誰でも 楽をして 参加できる,を目指しているわけではありません.それ相応の努力,モチベーションを要する,という点に関しましては,COさんのプロジェクト感と一致しています.

方向性と柔軟性

プロジェクト,そして物理のかぎしっぽの方向性について,今一度考えています.現状では,全体としての統一を求めています.しかしそれはメンバーの個性を殺すことになりはしないか,ということを主に気にしてます.もちろん,今の方針もいろいろ意見を出し合って考えた末のものですので,良いものになっていると思います.

さらに,個性をうまく生かす手段を上乗せすれば,よりよいものになるのではと考えています.したがって,個性溢れる記事には,柔軟に対処したいです.

といいましても,今度は「柔軟」とはなにか,それもまた問題になるわけです.現在の枠組にうまく合わない記事が現れた場合,そういった場合は枠組に合わせるのではなく,枠組の方を記事(すなわちメンバー)に合わる.それが「柔軟」ということかなと思ってみたりします.

しかしそれも,できる場合,できない場合があります.また,やりすぎるとかえって困ったことになるでしょう.このあたりのバランス感覚,それが求められるのですよね.

サイト構成

野望

とりあえず2005年中に

そのうちには,WWW上の初学者向け物理学ドキュメントで

最終的には英語版も制作して

サイト管理の問題

今後解決するべき大きな問題として,サイト更新を複数人で効率よく管理できるようにする,ということが挙げられます.そのためには

の二点を解決しなければいけません.そんなわけで以下は,自分の考えをまとめるメモです.プロジェクトの目的からは外れてしまいますが,物理を楽しむために数学の勉強が必要なように,Web上で情報発信するためにはこういった勉強も必要である,ということで.

管理方針の明確化

現在の管理は,かならずしも明確な規則に基づいて行っていない部分が少なからずあります.そして,実質の更新は崎間一人が行っており,これでは小回りがききません.そこで

の役割分担を決め,それぞれの担当範囲内での方針に従って,ある程度自由に動けるようにすることが大切ではないかと考えます.それぞれの担当者(Webマスター含む)は,複数名いるのが理想です.図にすると

image1.png

というものになります.まず記事制作者がいて,現在の「査読型方針」で記事を仕上げて行きます.そのソースをレポジトリ(repository)に保存,以後の管理もそこで行います.新規公開,変更時はレポジトリのソースを再変換して HTML 化.そしてWebマスターにより公開されます.このあたりの管理は,つぎに述べる CMS を介して行います.

CMS(コンテンツ・マネジメント・システム)の整備

かぎしっぽ形式の reST で記述した記事ソースから公開用 HTML への変換を含め,サイト管理を簡単に,安定して行うためのシステムを整備する必要があります.オープンソースの CMS ソフトウェア

などに目を付けています.勉強中.

 
 
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