ページ | 査読/平均値と分布(おぼれメタル著) |
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投稿者 | K.I. |
状態 | |
投稿日 | 2007-12-19 (水) 19:24:07 |
初めまして。 K.I. です。
熱力学と統計力学とをかじったことのある人が読めば, 分かりやすい文章になっていると思います。 また,熱力学と統計力学との違いも分かります。
また,モデルを用いた場合に, 実際に実験的に確かめられる必要があると 注意書きがなされていることは非常に重要なことだと思います。
しかしながら,初めて統計力学に触れた人々にしてみれば, 若干の飛躍を感じる部分がありました。
例えば,「統計力学では全ての粒子が 平均値をとっているわけでは」ないのはどうしてなのか, つまり,どうして一つの系にたくさんのエネルギー状態である 粒子があるのか,ということの説明がないことや, 「エネルギーが平均値より高い粒子の全体に占める割合はいくらか」 という質問が,「ある温度の半導体で伝導電子やホールは何個あるか」と どのような意味で同じであるのか,ということです。
最後に,些細な表記方法についての意見です。
(1) 単位とその数値との間には半角空白が必要です。
(2) 全角文字と半角文字との間にも半角空白がある方が見やすいです。
(3) 箇条書きを利用してみては如何でしょうか。
例1: ……ある系のモデルを仮定して (注釈), (1) 取りうる状態数を計算する。 (2) そこに実際にある……占有させる。 という 2 つのステップ……
例2: まとめの段落もリストを活用なさっては如何でしょうか。
学部 4 年生だそうですが,しっかりと書けてらっしゃいますね。 今後の記事の執筆に期待しています。
そろそろ卒論ですね。頑張りゃんせ。