ページ | 査読/ガウスの法則-積分形(篠原著) |
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投稿者 | NOBU |
状態 | |
投稿日 | 2006-09-01 (金) 03:40:27 |
とうとう、電磁気のシリーズですね。
電磁気の分野は書くことがたくさんあると思います、頑張って下さい!
まだざっとしか読んでいませんが、いくつか気になる点があるので以下に書きます。
1,少し細かいですが
ある体積を囲む曲面
は
ある体積を囲む閉曲面
の方が良い気がします。
2,
ある体積の表面 S から出てくる電束密度 \textbf{D} を全部数えると,その体積の中に入っている総電荷 Q と一致する
の部分ですが、電則密度に微少面積をかけて足し合わせているので、電則密度を数えてるのではなく電束線の数を数えていることになります。
3,
実際に電束密度は1本,2本・・・と数えられる訳ではありません.あくまでもイメージです. ちなみに,電束密度の単位は [\rm{C/m^2}] なので,面積で積分すると電荷量の次元になることが分かりますね.
ここでも電束密度と電束線をごっちゃにしてしまっています。
また電束線はきちんと数えられるはずです。1Cの電荷から1本出ていると思います。
確かに、0.1Cの電荷があるときに0.1本出ているというのはナンセンスですが、そのように定義しているものなので
仕方がないかと。
篠原さんのおっしゃる「あくまでイメージです」という意味が僕には良く分かりませんでした。
ナンセンスですが、そのように定義しているものなので仕方がないかと。初学者にとって理解しにくい表現になるなら、例え仕方なくても初学者に分かりやすい表現を使ったほうが良いのでは?と思います。 (実際、以前私が非常に混乱したところなので。。。) -- 篠原 2006-09-01 (金) 10:15:53
3についてはやはり同意できません。今のままでも初学者に分かりやすいとは思いません。
途中で
「ある体積の表面 S から出てくる電束を全部数えると,その体積の中に入っている総電荷 Q と一致する」
といっているのに、でも数えられるものではないというのは、矛盾ではないでしょうか。
また初学者を対象とするのであれば、電束線とは何かということをまず説明しないと読む方も混乱してしまう気がします。