* 物性は「真性おちこぼれ」だったので教えてくださいね [#y82b9e6f] |~ページ|[[査読/真性・外因性半導体(上級編)(篠原・トミー著)]]| |~投稿者|[[mNeji]]| |~状態|#listbox3(感想,査読2,state)| |~投稿日|2006-07-31 (月) 20:56:32| ** メッセージ [#i06229f9] 「外因性半導体」の節の「N形半導体」の図で,赤い丸が電子,青い丸がホールの数に対応する確率密度と思います. この場合,それぞれの電子数,ホール数は等しいのでしょうか? またフェルミ・エネルギーには物理的な意味があったとおもいます. これらは,囲み記事みたいにして説明すると効果的な気がします.若しくは前の解説にあればリンクするのも良いですね. ** 返答 [#h76f98b7] - mNejiさん、査読ありがとうございます!外因性半導体において、電子数とホール数は一致しません。ここの所は、導入編、中級編をご覧下さい(トップページ->固体物理学)。また、電子数、ホール数は確率密度に状態密度を乗じて積分すると得られますので、確率密度だけで電子数、ホール数が決まるわけではありません。このため、真性半導体においても電子とホールの確率密度は若干違います。しかし、ここの所は説明しだすと大変長くなるので、別の記事に書こうかと計画中です。この記事では、厳密な意味よりも、読者に定性的なイメージを持ってもらうことに重きを置いています。フェルミ準位の物理的な意味は、この記事に書いた以上のことは私は知りません。「光電効果2(tomoさん著)」の中でも、少しだけ出てきますが、同じ事を言っていますね。フェルミディラック分布の定量的な扱いについては、同じく別の記事にて計画中です。。。 -- [[篠原]] &new{2006-07-31 (月) 22:26:30}; #comment #br #topicpath