物理のかぎプロジェクト用にreStructuredTextを拡張した機能を紹介します (ここで紹介する機能は当プロジェクトでしか使えませんので,ご注意ください).
TeXにより描画された美しい数式を,簡単にHTMLに含めることができます.
文中に数式を書く場合,
運動方程式は $ma=F$ と書かれる.ここで $m$ は物体の質量である.
のように数式部分を $ と $ で括ります. このとき,$ と $ で括られた数式の前後には, 必ず半角スペースが入らなければならないことに注意してください. 句読点の後は忘れやすいので,特に気をつけてください. ただし,$ と $ で括られた数式が行頭にる場合のみ, はじめの $ の前には半角スペースがなくてもかまいません.
独立した行の数式は
<tex> ma=F </tex>
のように,<tex> と </tex> で括って表記します. これは LaTeX でいうところの
\begin{align*} ma=F \end{align*}
と同様の働きをします.
@@author: 著者の名前@@
などの命令により,著者や初版日などの情報を含めることができます. 上のような命令について「@@命令」と呼ぶことにします. さらに,@@命令は「要素名」と「値」に別れます.
@@要素名: 値@@
現在,@@命令の要素は以下の5種類が用意されています.
それぞれについて順に説明します.
@@autor: 値@@
は,記事の著者情報を保存します.値には著者名を記入します. 著者が複数の場合は「・」(なかぐろ)で区切ってください.
@@accept: 値@@
は,初版日を保存します.値は記事が初めて公開される日を YYYY-MM-DD の形式で表したものです. 通常,正式公開作業をする者が日付を記入します.
@@category: 値@@
は,記事のカテゴリ情報を保存します. 値にはカテゴリを記入します. 指定可能なカテゴリは 記事カテゴリ一覧 をご覧ください. 査読提出時に指定してあれば,できるだけそれに従います. 査読提出時に指定してない場合は改めて訪ねるか,明らかな場合は公開時に勝手に割り振ります.
@@reference: 値@@
は,参考文献の情報を保存します. 値はカンマ区切りのデータ列を指定します. カンマ数により挙動が異なります. 詳細は 物理のかぎ記事チュートリアル#q36bd57c をご覧ください.
@@information: 値@@
は,上記以外の情報を保存します.値には何でも書けますが,原則として
に限ってください.それぞれ絵を描いた人,Javaアプレットをつくった人, アニメーションGIFをつくった人の名前を記入します. これは,上記3項目がコラボレーションされることが多いためです. たとえばオイラーさんがケプラーさんにたのんでJavaアプレットをつくってもらった場合
@@information: アプレット:ケプラー@@
という情報を加えましょう.さらに仁科さんに絵を描いてもらった場合
@@information: アプレット:ケプラー, イラスト:仁科@@
という情報を加えるといいでしょう.