xyzzy + KaTeX

LinuxでのEmacs + YaTeXに慣れていると, WindowsでTeXを使う場合もそれと同じ環境が欲しくなります. Emacsライクなテキストエディタxyzzyと,YaTeXのxyzzy移植版である KaTeXを用いることでEmacs + YaTeXに近い環境を整えることができます. このページでは,その設定手順をご紹介します.

xyzzy

xyzzyのサイト から xyzzy-0.2.2.233.lzhなどをダウンロードします. ダウンロードしたlzhファイルを解凍し, そのなかにあるxyzzy.exeをダブルクリックすれば使えます. 今後の設定のため,解凍したxyzzyフォルダはCドライブ直下に置いておくことにします.

fig1.png

環境変数XYZZYHOMEの設定

xyzzyの拡張機能を使えるように,環境変数XYZZYHOMEを設定します. Windows XPでは「マイコンピュータ」右クリック→「プロパティ」→ 「詳細設定」タブ→「環境変数」から設定できます. ユーザ環境変数,システム環境変数のどちらでも良いです.

変数名に「XYZZYHOME」,変数値にはxyzzyフォルダの場所 (ここではC:\xyzzy)を入力します.

fig2.png

なお,環境変数の設定を有効にするには,Windowsの再起動が必要になることがあるようです.

KaTeX

LaTeX入力支援ソフトYaTeXのxyzzy移植版,KaTeX(花鳥)を入手,設定します.

入手と設置

雄猫のがらくた置き場(xyzzy) さんから katex_1.67.1.11 というリンク(2004年11月現在)を辿り,katex.lzhをダウンロードします.解凍したkatexフォルダを,xyzzyフォルダのsite-lispフォルダに置きます.

fig3.png

また,site-lispフォルダに「.delete.me」というファイルがあれば,消去しておきます.

.xyzzyファイル

これだけではまだKaTeXを利用することはできません. xyzzyに設定を読み込ませる必要があります.その命令は「.xyzzy」というファイルに書きます.このファイルは,環境変数XYZZYHOMEを設定したフォルダにつくります.「.(ドット)」ではじまる名前のファイルは右クリックからの新規作成ではつくることができないので, xyzzyから「名前を付けて保存」で作成します.

fig4.png

作成した「.xyzzy」ファイルに,つぎの命令を書き込みます(「;」ではじまる行はコメント行なので書かなくてもいいのですが,読みやすくするためには書いておくべきです).

;; KaTeX必須
(push "c:/xyzzy/site-lisp/katex" *load-path*)
(require "elisp")
(push '("\\.tex$" . elisp::katex-mode) *auto-mode-alist*)
(autoload 'elisp::katex-mode "katex" t)
(setq elisp::tex-command "platex -src")

これで,拡張子が「.tex」のファイルをxyzzyで開くと自動的にkatex-modeになり,KaTeXを使ってTeX文書を書くことができます.M-x katex-mode で katex-mode になるようにするには,

; M-x katex-mode で花鳥を起動
(defun katex-mode()
	(interactive)
	(elisp::katex-mode))

を記述しておく必要があります.また,お好みに応じて以下の命令も付け加えるといいでしょう.

;; KaTeXツールバーを使う
(setf elisp::*KaTeX-use-toolbar* t)

;; タイプセットバッファの高さを調整
(setf elisp::KaTeX-default-pop-window-height "3")

;; Windowsっぽいキーバインド(コピー,貼り付け,切り取り)
(load-library "winkey")

;; 自動改行幅を80文字に
;(setq elisp::KaTeX-fill-column 80)

;; 自動改行を無効
(add-hook 'elisp::katex-mode-hook
               #'(lambda ()
                  (auto-fill-mode nil)))

;;インデント幅を4文字に
;(setq elisp::KaTeX-environment-indent 4)

;;新規TeXファイルにテンプレートを挿入
;(setq elisp::KaTeX-template-file "c:/場所/テンプレートファイル名.tex")

上で行頭に「;」のある行はコメントアウトされています. 必要に応じて,コメントにしたりコメント解除したりしてください.

KaTeXの起動

以上の設定がきちんとできていれば, .texファイルを開くと自動的にKaTeXが起動しているはずです. KaTeXが起動している場合,xyzzyの下の黒いところに

fig5.png

と表示されています.また,手動でKaTeXを起動するには, Alt-x elisp::katex-modeとタイプします.

fig6.png

これで,ほぼEmacs + YaTeXと同様の操作でTeX文書を作成することができるようになります.操作方法は以下のリンクを参照してください.

関連記事

参考外部リンク

Valid XHTML 1.1! home > コンピュータ > TeX >
リロード   新規 編集 凍結 差分 添付 複製 改名   トップ 一覧 検索 最終更新 バックアップ   ヘルプ   最終更新のRSS
Modified by 物理のかぎプロジェクト PukiWiki 1.4.5_1 Copyright © 2001-2005 PukiWiki Developers Team. License is GPL.
Based on "PukiWiki" 1.3 by yu-jiPowered by PHP 5.2.17HTML convert time to 0.049 sec.