RIGHT:寄稿:東條遼平 * パターンとアクション [#l361c50b] Awkはpattern{action}という構成になっています。これは行単位で適用され、patternが真であればactionが実行されます。 $ awk 'NR<5{print}' sindata 0.000000 0.002830 0.005660 0.008490 このプログラムはNRが5より小さいときにその行を全て出力します。ここでNRとは今まで読み込んだ行の数ですので4行だけ出力されています。 printは出力する変数を指定することもできるのですが、何も指定しないとその1行が全て出力されます。 このpattern{action}という構成はどちらか片方を省略することもできます。 patternを省略すれば全ての行に対しactionが行われ、 actionを省略すればpatternが真である行に対して{print}が行われます。 $awk '{print $1*3}' sindata これは全ての行に対し行の1項目の値を3倍して出力しています。 $1というのが第一項目の値が入っている。同じ様に$2は第二項目が、$3には第三項目の値が入っている。 $0とするとこれはその行全てが入っており、{print}と{print $0}は同じ意味です。 $ awk 'NR<5' sindata これは最初のプログラムと同じく最初の4行が出力されます。