せっかくRGB情報が別々に分かれているのでRならRだけ,GならGだけ,BならBだけの情報でグレースケールを作れるようにしてみました.つまり元の画像のRGBの,RをRGB全てに入れたもの,Gを全てに入れたもの,Bを全てに入れたものの3枚を作成します.
void RGBDivision(Image *colorimg, Image *Rimg, Image *Gimg, Image *Bimg) { unsigned int i; for(i=0; i<(colorimg->width)*(colorimg->height); i++){ Rimg->data[i].r = Rimg->data[i].g = Rimg->data[i].b = colorimg->data[i].r; Gimg->data[i].r = Gimg->data[i].g = Gimg->data[i].b = colorimg->data[i].g; Bimg->data[i].r = Bimg->data[i].g = Bimg->data[i].b = colorimg->data[i].b; } }
この関数を呼び出す前に引数として渡すRimg,Gimg,Bimgについては先に作成したCreate_Imageでcolorimgと同じwidth, heightを渡し, dataの領域を確保しておく必要があります.もちろん使い終わればFree_Imageします.
RGB情報を分割したら結合もしてみたくなります.分割では1枚のRGB情報で3枚の画像を作成しましたが,今度は3枚のRGB情報を用いて1枚のカラー画像を作成します.つまり分割の時のほぼ逆変換を行います.「ほぼ逆変換」というのは3枚の画像がグレースケールで無くてもいいというのと,必ずしも同じ画像で無くてもいいからです.下にソースを載せますが,プログラム上dataはcolorimgのwidth,height分しか参照されません.そのため3枚の原画像が全てcolorimgよりもサイズの大きい画像であれば問題ありません.ただ,それができるからといって何の役にも立たない気もしますが.
void RGBCombination(Image *Rimg, Image *Gimg, Image *Bimg, Image *colorimg) { unsigned int i; for(i=0; i<(colorimg->width)*(colorimg->height); i++){ colorimg->data[i].r = Rimg->data[i].r; colorimg->data[i].g = Gimg->data[i].g; colorimg->data[i].b = Bimg->data[i].b; } }
とりあえず思い付きで作ってみた関数なので,なんの役に立つか疑問だったのですが,よく考えてみると原画像のRGBのそれぞれの値がRGGになっている画像を作成したりできます.また例えばRGB情報のRの情報にだけフィルタをかけるといった事もでき,面白い画像ができあがりました.フィルタについてはこれから載せていこうと思いますが,とりあえず今回はRGBのそれぞれの値をRGGにするmain.cのコードにしておきます.