著者:崎間
CやC++で行うプログラミングは「コードを書く」→「コンパイルする」→「実行する」という手順です.LinuxやCygwinでの方法を紹介します.
簡単なプログラムを書いてみます.画面に文字を表示させましょう.
画面(標準出力)に「Hello World!」と表示する(だけの)プログラムです.ソースコードはつぎのようになります.
#include <stdio.h> int main(void){ printf("Hello World!\n"); return 0; }
これを hello.c という名前で保存します.
Linux なら標準でコンパイラが入っているはずなので,コンパイルは簡単です.
$ gcc hello.c
すると a.out という実行ファイルが生成されます.
プログラムを実行するには,
$ ./a.out
というふうに ./ を実行ファイルの前につけます.これは「カレントディレクトリにある」ということを明示的に指定しています.つまりこの場合は「カレントディレクトリにある a.out という実行ファイルを実行する」という意味です.実行結果は下のようになります.
Hello World!
無事表示されました.めでたしめでたし.
C言語の場合と同じことをC++でもやってみましょう.ほとんど同じです.
C++らしくすると,ソースコードはつぎのようになります.
#include <iostream.h> int main(void){ cout << "Hello world!" << endl; return 0; }
これを hello.cpp という名前で保存します.
コンパイラは g++ を使います.
$ g++ hello.cpp
すると a.out という実行ファイルが生成されます.
実行方法は同じです.
$ ./a.out
実行結果は下のようになります.
Hello World!