物理のかぎしっぽ 記事ソース/ブラケット法のx表示とは の変更点

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 ブラケット法のx表示とは
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 簡潔にブラケット法でのx表示について書きます。
 
 波動関数のケット $ | \psi \rangle $ に対して、 $ \langle x^\prime | $ を
 左から掛けると、 
 
 <tex>
  \langle x^\prime | \psi \rangle = \psi(x^\prime) \tag{##}
 </tex> 
 
 になるのです。色々理解しようとしたのですが、なかなか難しかったです。
 
 演算子xとは
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 基本に戻りましょう。演算子 $\hat{x}$ の固有値方程式
 
 <tex>
  \hat{x} | x \rangle = x | x \rangle \tag{##}
 </tex>
 
 がケット $| x \rangle$ の定義です。理解としては、どうやらこれらに関しては、
 イメージを日本語で表すべきもののようだ。という結論です。
 
 その $ | x \rangle $ のイメージとは、位置 $x$ に局在する関数で規格化されている波動関数である。
 というものです。そして $ \langle A | B \rangle $ は波動関数 $| B \rangle$ の中に、 $\langle A |$ の成分は
 どの位入っているだろうか?ということを思い出すと、
 
 <tex>
 \langle x^\prime | x \rangle = \delta(x^\prime - x) \tag{##}
 </tex> 
 
 は納得いく式ではないでしょうか。位置 $x$ に局在する波動関数には、位置 $x^\prime$ に局在する
 成分はどの位入っているだろうか?ということです。 $x^\prime = x$ の時には1の量だけ含まれているということ
 成分はどの位入っているだろうか?ということです。 $x^\prime = x$ の時には無限に多く含まれているということ
 であり、 $x^\prime \neq x$ の時は全く入っていないということです。
 
 波動関数ψ
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 同様に $\langle x^\prime | \psi \rangle$ も考えると、
 波動関数 $\psi$ には、どれだけ位置 $x^\prime$ の成分が入っているだろうか?ということです。
 だから、 $x = x^\prime$ の時の値 $\psi(x^\prime)$ になるわけです。
 
 今日はここまで、お疲れさまでした!
 
 @@author:クロメル@@
 @@accept:2018-09-29@@
 @@category:量子力学@@
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