*ReStructuredText [#d760f32e] #contents ReStructuredTextとは,テキストを書く際の約束ごとのようなものです.実体はテキストファイルです.メモ帳でも簡単に作成できます.普通のテキストファイルとちょっと違うのは,構造化情報を持たせることができる,という点です. **どうやってつくるのか [#ve5dda6f] メモ帳などの普通のテキストエディタで,普通に保存すればいいです.拡張子は気にしなくてかまいませんが,テキストファイルですから「.txt」としておけば良いでしょう(普通は勝手にそうなりますね).重要なのは書き方です. そしてその,ReStructuredTextという約束に基づいたテキストファイルを,たとえばHTMLに変換すると,その約束に基づいた構造が保たれたまま変換されます.変換には [[rst2hooktail>http://coisme.no-ip.org/~koi/rst2hooktail.html]] を使ってください.ただしこれは,スタイルやTeX数式処理など,物理のかぎしっぽ用カスタマイズが施されています(文書構造そのものはReStructuredTextに基づいています). **構造化とは [#n42fdb78] 「Structured Text」とは「構造化されたテキスト」の意味でが,厳密な構造ではなく,自由度の高い,ある一定のパターンを含んでいるというべきでしょうか.そのパターンを解析するコンバータで変換してはじめて,XHTMLやLaTeXフォーマットのような厳密な構造を出力できます. *簡易リファレンス [#c1d103ed] ReStructuredTextにしたがって文書を書く際の約束を,簡易的に説明します. **章立て [#b144b2ac] 章立てとは,文書の構造を保つためになくてはならないものです. 最低限,「タイトル」,「節」,「小節」くらいを覚えておきましょう. ReStructuredTextでは, ========================== タイトル ========================== 節 1 -------------------------- 小節 1.1 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ 小節 1.2 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ 節 2 -------------------------- 小節 1.2 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ という感じで,章立てを記述します. ご覧の通り,見出し文の下部に「----」を付けたりして, その文が見出しであることを示します. 必ずしもこの例で示した通りの記号を用いる必要はありません. が,一つの文書において同じレベルの見出しには, 同じ記号を用いる必要があります. **段落 [#qf09555d] 連続した行は,途中で改行が入っても一つの段落とみなされます. という感じで,章立てを記述します. ご覧の通り,見出し文の下部に「----」を付けたりして, その文が見出しであることを示します. は一つの段落として,途中に改行を含めず表示されます. という感じで,章立てを記述します. ご覧の通り,見出し文の下部に「----」を付けたりして, その文が見出しであることを示します. のように,途中で空白行が入ると,その上と下は違う段落として表示されます. **箇条書き(リスト) [#v4ccdf34] 箇条書きするには, - このように - 書くと - 箇条書きされます のように,行頭を「-」で書きます.この他に「*」と「+」の記号が使えます. **番号付きリスト [#n7fac939] 箇条書きに番号を付けたい場合, 1. このように 2. 書くと 3. 箇条書きされます のように書きます.また, 3. このように 4. 書くと 5. 箇条書きされます のように,中途半端な番号からはじめることもできます. **定義リスト [#z2fdc055] 定義リストとは「用語」と「その説明」をリストするものです. 用語1 ここに用語の説明を書きます 用語2 ここにその用語の説明を 書いて行きます. のように,説明部分をインデントを設けて記述して行きます. **文字装飾 [#p1c25621] 文字を斜体にしたい場合 ここが普通の *斜体にしたい文字* 文章です. のように,斜体にしたい部分を「*」と「*」で括ります. このとき,「*」と通常の文章の間にはスペースが入っている必要があります. また,太字にしたい場合は ここが普通の **斜体にしたい文字** 文章です. のように,「**」と「**」で括ります. 同様に「**」と通常の文章の間にはスペースを入れます. **リンク [#m6a9a02e] 文字にリンクを張りたい場合 ちなみにこういった任意定数は,初期条件に依って決まります. この例題について詳しくは, 物理のかぎしっぽ_ をご覧ください. .. _物理のかぎしっぽ: http://www12.plala.or.jp/ksp/ のように,リンクを張りたい文字列に 物理のかぎしっぽ_ と最後に「_」を付け,そのリンク先を .. _物理のかぎしっぽ: http://www12.plala.or.jp/ksp/ とうふうに記述します.リンク先記述部分は,文書中のどこにあっても構いません. リンクを張りたい文字列と地の文との間には,スペースを入れます. **表組み [#d0d71758] 表をつくりたい場合, +------------+------------+-----------+ | 見出し 1 | 見出し 2 | 見出し 3 | +============+============+===========+ | 内容 | 内容 | 内容 | +------------+------------+-----------+ | 内容 | 複数セルにわたる内容 | +------------+------------+-----------+ のような,テキストで表した簡易的な表組みをしておきます. **画像 [#w1792cd0] 文書に画像を挿入するには,挿入したい場所に .. image:: 画像ファイル名 と書きます.画像の縦横などの詳細を含めるには .. image:: 画像ファイル名 :height: 100 :width: 200 :alt: 代替テキスト とします.heightおよびwidthはピクセル値です. さらに,文中に画像を含めることもできます.それには この |適当な名前| という画像は,なになにです. .. |適当な名前| image:: 画像ファイル名 のようにします. #br #br #topicpath