物理のかぎしっぽ 分かりやすい文章を目指しましょう のバックアップ(No.7)

わかりやすい文章を目指しましょう

序文

ここでは「どのようにすればわかりやすい文章が書けるか」について記します.

私たちが記事を書くのは,他人に読んでもらうためです. 記事を他人に読んでもらうには,わかりやすい文章を書かなければなりません. でも,わかりやすい文章を書くというのは意外に難しいものです.

その理由は,自分の書きたい内容を自分自身では分かっていることにあります. 書く人自身は,予備知識というか,バックグラウンドを持っているわけです. しかし,自分の文章を読む人にそれがあるとは限らない. そのギャップが,「分かる」か「分からないか」を分けてしまうことになります.

ですが,分かりやすい文章を書く,ということは 特別な才能を要するものではありません. 常に読む人の思考過程をシミュレートすること, いくつかの定石を守りさえすれば,きっと誰にでもできることだと思います.

文章の流れへの配慮

分かりやすいかそうでないかは,文章そのものの構造に決定的に左右されます. たとえば,いきなり専門用語だらけの詳解な説明をされても, なかなか分かるものではありません. まずはじめにこう,つぎにこう,だから最終的にこうなるんだよ,と順をおって行く. そういう説明の方が分かりやすいこに,異論はないと思われます.

文書の構造

文書は,できる限りつぎの手順で組み立てるべきです.

  1. 大まかな説明
  2. 中間の説明
  3. 詳細な説明

このなかで,大まかな説明,という部分が一番難しいです. ですから,執筆の時点では詳細からはじめ, 最後に大まかな部分を書くのも一つの手です.

もちろんこの一連の流れは,論理的に矛盾がないことが必要です. いわゆる「すじが通った」文書は,論理的整合性が保たれています.

文の構造

文書はいくつか節で構成されます.その節は段落で構成されます. さらに段落は文から,文は文節から,文節は単語と助詞から構成されます. 意味をもつ最小単位は文ですので,文をうまく組み立てることが, うまく文書を構成するポイントとなります.そのポイントとして

が挙げられます.これに気を使うとかなり良くなります. 無闇に「,」を多用して多くの意味を含ませると, 読んでいる方は話の流れについて行けなくなってしまうからです. 「が」や「しかし」で分けるときには,文も分けた方が無難です.

段落の構造

段落においても,できるだけ

という方針が良いでしょう.

参考書籍

参考書籍を紹介します。 :)

これから卒業論文などを書かなければならない予定の人は,読んでおいて損はありません.

ごめんなさい

誰かがここを書いてくれるまでは、上に挙げた参考書籍を読んでください。 :(
でもこれらを読めば、いまよりも数段わかりやすい文章が書けるようになります! ;)

 
 
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