ページ | 査読/平均値と分布(おぼれメタル著) |
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投稿者 | わたなべ |
状態 | |
投稿日 | 2007-12-09 (日) 19:23:49 |
執筆おつかれさまです。読んでいて、分からなかったのは、次の問い
「ある温度の半導体で伝導電子やホールは何個あるか」という実用的な問い
が、どのように実用的な問いなのか分かりませんでした。この気持ちが分かるのは、固体物理学を学んだ人だけのような気がします。
こういう部分が統計力学でしか記述できない部分なんですよね? はじめて知りました。他にも熱力学で扱えなくて、統計力学なら 扱えるものってあるのでしょうか?
あと、気になった部分として、次の記述があります。
>熱力学では系のエネルギーを考えるとき各分子1個がどのくらいのエネルギーを持っているかということは問題にせず,平均値だけを考えます. 1000Jのエネルギーを持った系が100個の粒子で構成されているなら,100個の粒子全てがみんな等しく10Jのエネルギーを持っていると考えます.
第1文を信用する限り、第2文のように、熱力学で考える必要は無いように思えます。なぜならば、熱力学は平均値しか相手にしないからです。なぜ個々の粒子の性質まで予言できるのでしょうか?