エネルギーと軌道の関係を記述すべきか †
メッセージ †
皆さんに質問です
私のこの記事において、サブセクション「原子1個の場合」の先頭にある「エネルギーと軌道の関係」において、「このことを記述すべきかどうか」ということです。
高校では、電子を粒子として、原子の周りを回っているモデルを習いますが、量子力学に忠実に従うと、このことは誤りで、実際には電子雲として確率的に雲のように分布していることになります。
私は
「高校生が理解する上では、厳密に言えば間違いであっても、
この粒子としての軌道に関する記述が合った方が理解しやすいし、
電子雲に関する記述をすると、かえって読者を混乱させてしまうのではないか?」
と考えこのような記述をしました。
しかし、このことに関して、
「量子力学において粒子として電子を記述するモデルは
間違っていることがすでに分かっているのだから、
正しい表現で記述すべき、
もしくはエネルギーが離散的であることさえ説明できれば良いので、
削除しても良いのではないか?」
という意見もあります。
広く皆さんの意見を聞きたいため、このページを作りました。
皆さんはどのように思いますか?
この記述はあったほうが良い、ない方が良い、注釈を付けるべきだ、など、皆様の意見をお待ちしております。
返答 †
- 篠原さんの対象としている読者へは,いまのままの記述のほうが良いのではないでしょうか.注釈としてさらに情報を加えられるならば,それがベストかと思います. -- 崎間
- 「あくまで正しい内容を、平易な表現で記述する」というのが私の目指すところです。その場で厳密な内容を知ってもらう必要はないけれど、記述内容を数年後に読み返したら「あぁ、ここはこういう意味だったのか」と思えるように。「あれ、ここはウソじゃん」とか「この記述といま勉強していることが食い違ってる??」とかなると、読者にとっても残念かなぁと思うので。上記の原子軌道については、「エネルギーの小さい軌道・大きい軌道」という表現がいいと私は思います。「半径が」大きい・小さいという記述には少し抵抗を感じました。電子雲については、本文で触れると冗長になるので、他の記事に(将来)リンクするとか、せいぜい軽く脚注で触れるくらいでいいと思います(別に触れなくてもいいと思います)。…この記事に対する査読の議論には前々から加わりたいと思って眺めてるんですけど、いまとにかく時間がなくて・・・。あと数週間、議論が続かないかなぁ…などと不穏なことを考えています… -- 山本明