ページ | 査読/全体集合と補集合と集合演算(黒子著) |
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投稿者 | Joh |
状態 | |
投稿日 | 2007-04-25 (水) 22:08:33 |
執筆おつかれさまです。
いつもながら読みやすかったです。
一箇所だけ気になったのは、最初の奇数の例のところですが、全体集合としては、普通は整数を考えるような気がしました。(実数でも間違いではありませんが、それなら有理数でも複素数でも良いとも言えます。)
論理の順序としては、集合から全体集合を考えるのではなくて、全体集合が先にあってからその部分集合として集合を定義するのだと思います。つまり、奇数の集合からだけでは、その全体集合が何なのかは決められず、先に実数なり整数の集合を全体集合と定めれば、その部分集合として奇数の集合を決められるわけです。全体集合というのは、話の前提としてポンと与えられるものだというのが私の印象です。