物理のかぎしっぽ 査読/状態,状態量,状態式(トミー著)/1 のバックアップ(No.8)

低熱

メッセージ

系が、幾つかの状態量によって決まるというのは、一種の近似(仮定)ですよね。気体の状態がp,v,Tで決まるのも、巨視的な立場(経験?)からのモデル化の結果だと思います。なので、「3つの量によって完全に表される」のではなくて「3つの量によって完全に表されることとする」だと思います。巨視的変数というのは、そんなものだと思います。(式(3)や(4)も、もっと複雑な非線形の式の一次近似ですよね。)

状態量とは何か、という問いに対するよりクールな回答は、状態変数とは完全微分で表わせる変数であるということになると思います。完全微分の積分は経路によりませんね。(dQの積分は経路によりますが、dQ/Tは完全微分になるので経路によらず、エントロピーは状態量になります。不完全微分に掛けることで、変数を完全微分にする、この場合の1/Tみたいな因子を何とか因子と呼んだと思いますが、失念しました。)

返答


 
Top / 査読 / 状態,状態量,状態式(トミー著) / 1
トップ   新規 一覧 単語検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS
Modified by 物理のかぎプロジェクト PukiWiki 1.4.6 Copyright © 2001-2005 PukiWiki Developers Team. License is GPL.
Based on "PukiWiki" 1.3 by yu-ji Powered by PHP 5.3.29 HTML convert time to 0.009 sec.