物理のかぎしっぽ 査読/ホログラフィ技術(黒子著)/2 のバックアップソース(No.21)
* 初めて知りました。 [#n4f54d36]

|~ページ|[[査読/ホログラフィ技術(黒子著)]]|
|~投稿者|[[NOBU]]|
|~状態|#listbox3(提案,査読2,state)|
|~投稿日|2006-04-11 (火) 22:45:28|

** メッセージ [#j296ea7c]
大変遅くなりました。

ホログラフィーというのは名前は聞いたことはあるもののほとんど中身を知らなかったので、勉強になりました。直した方が良いと思うことや疑問てんがあったので以下に書きます。

まず一つ目ですが、実験屋の身としては、光学系の写真のところでそれぞれの器具に矢印でもつけて名前を付けてほしいと思いました。そうすると、文章を読みながら「これは、ここのことを言ってるんだな」と理解しやすいと思います。

二つ目は「上で作ったホログラムは,そのまま見たのでは干渉縞しか見えない上に,レンズを使わないピンぼけの写真状態です.」というところの、ピンぼけ写真の状態というところです。ピンぼけ写真ははっきりとはしないまでも物体があるのは分かると思います、それと干渉縞が同じだというのはどういうことでしょうか?そもそもここでの見るというのは、どこを見ることを言うのでしょうか。物体が置かれていた場所なのか、記録材料のことなのかがよくわかりませんでした。

三つ目ですが「見る角度を変えても,その角度から見た物体が見えるのです」のところですが、反射光が記録材料に届かない裏側は見えないと考えて良いのでしょうか?どこまでが見えてどこから見えないのかが分かると嬉しいです。

四つ目は「高解像力の記録材料が必要である」のところです。高解像力という日本語は無い気がするのですが、これは一般的に使われていますか?もし黒子さんが作った言葉であるのなら、変えた方が良いと思います。

五つ目ですが、再生する時、回折光がもともと物体があった場所に届いたとしても、何か反射するもの(例えば細かいホコリとか)がないと目には見えない気がするのですが、なぜ像が見えるんですか?

いろいろ書きましたが、ホログラフィーを知らない人にとって、とても参考になる記事だと思います。頑張って仕上げてください :)

** 返答 [#j428e3f0]
- NOBUさんこんちには!まずは、たくさんのご指摘をありがとうございます。 一つ目と四つ目のご指摘ですが、そのように直したいと思います。二つ目は、注釈か本文で説明を付け加えるようにいたします。三つ目は、そのとおりです。反射光の情報が記録材料に届かない限り、記録されることもありません。五つ目のご指摘は、レーザの光の強度である気がします。ほこりが室内にある程度あっても、レーザの光が散乱することより、やはり直進して進む光の方が圧倒的に強いので、そのような心配はないんじゃないかと思います。以上です。 とりあえず、なるべく早く記事を直します。 -- [[黒子]] &new{2006-04-12 (水) 11:01:22};
- 黒子さん、こんにちは!五つ目の質問で聞きたかったことは、「スクリーンとなるものが何なのか」ということです。何か光を反射するスクリーンのようなものがないと、目には見えないんじゃないかと思ったしだいです。 -- [[NOBU]] &new{2006-04-12 (水) 14:50:33};
- 意味を取り違えていましたね。 (^^; まず、この場合に見える像は虚像であるので、空間的に光が集まって像を作っているのではないです(記事には書かなかったことですが、実は参照光をホログラムに、記事に書いた反対の面から当ててやると実像が出来ます。これはおっしゃるように、スクリーンに投影するとそこに像ができるというものです。これは記事で紹介した虚像(ホログラムにとっては真の像)に対して共役像と呼ばれています)。虚像では、ホログラムの一点一点から出た回折光を逆にたどっていくと、あたかも、もともと物体があった場所から光が出ているように見えるのです。そして、これが像として私たちには見えるわけです。 これも文章だけの説明は苦しいでしょうか?記事の中で図と一緒に解説をつけたほうがよさそうですね。 -- [[黒子]] &new{2006-04-12 (水) 21:29:39};
- なるほど、分かった気がします。
>(これも文章だけの説明は苦しいでしょうか?)
まあどのような記事にしたいかだと思います。大まかな内容だけ知ってもらいたければ原理などはほとんど触れなくとも良いと思いますが、きちんと原理まで理解してもらいたいならばもう少し細かく書いた方が良いのではないか、というのが僕の意見です。今のままだと少し中途半端な気がします。 -- [[NOBU]] &new{2006-04-13 (木) 19:57:38};
- 記事を改訂中の黒子です。 NOBUさんへ:(二つ目のご質問に関して)記事の中で「干渉縞を記録した写真」≒「ピンボケ写真」ととらえられてしまったのなら、私の文章が誤解を生んだことになります。(以下は新しく記事でも書きます。)干渉縞が記録されている写真というのは、光源にコヒーレントな光を使っているからで、普段の写真とはちょっと違った代物になっているということが言いたかったのです。また、ピンぼけであるというのはレンズを使って記録材料上に結像していないから、「ぼやけた写真とおんなじことになっちゃうんだ」と言いたかったのです。また、今回紹介したホログラムとは違う記録方法を用いるもので、レンズを使って記録材料上に結像させるものもちゃんとあります。(でも、紹介しているときりがないので、今回は結像しない一番簡単な方法を紹介しているのですが・・・) -- [[黒子]] &new{2006-04-16 (日) 19:58:08};
- ピンボケがどうのこうのという話が、誤解を生むのなら、重要なことでもないのでこの部分を削除することも検討しています。 -- [[黒子]] &new{2006-04-16 (日) 20:00:09};
- (四つ目のご指摘に関して)思い出してみれば、この部分は参考にした本から引用したものです。なので本でも「高解像力」となっています。広辞苑で調べましたところ、「解像力;写真で、レンズ・感光材料の解像度を示す数値」、「解像度;写真で、レンズまたは感光材料が作る像の細部表現力」となっています。なので、「高解像力な記録材料」というのは日本語として問題ないように思います。 何回かに分けてNOBUさんにメッセージを送りましたが、読みにくいですね、ごめんなさい。m(_ _)m -- [[黒子]] &new{2006-04-16 (日) 20:08:21};
- 私もピンボケ云々の部分は「ん?」と思いました。ブラッシュアップを楽しみにしています。 -- [[CO]] &new{2006-04-16 (日) 20:39:26};
- 四つ目ですが、辞書に載っているのなら全く問題ないと思います。あまり聞いたことが無かったので、ろくに調べもせず書いてしまいました。申し訳ありません。二つ目ですが、正直黒子さんが上に書いたことを読んでも良く分かりませんでした。三次元の情報記録紙である、ホログラフィーと写真を対比させる意味はなんでしょうか。「干渉縞が記録されている」だけではだめなんでしょうか?僕の中ではレンズを使っても使わなくても、干渉縞を記録する限り、写真とは異なったものという印象なんですが、この認識は間違いですか? -- [[NOBU]] &new{2006-04-17 (月) 12:58:20};

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