=================== 抵抗 ===================
この記事では、電子回路を勉強していると頻繁に出てくる「抵抗」について解説します。 この抵抗と言う言葉は「電気抵抗」と「電気抵抗器」という違った意味で同じ言葉が使われることがしばしばありますので注意が必要です。
電気抵抗
「電気抵抗」という言葉は次のように説明されています。
.. important::
導体の2つの端子間に電位差 $V$ で電流 $I$ が流れるとき、 <tex> R = \frac{V}{I} \label{def_r} </tex> をいう。または単に抵抗とよぶ。
ここでは「ある電圧 $V$」をかけると「ある電流 $I$」が流れた、という場合に $R$ をこのように定義しますよ、という説明です。
電気抵抗器
回路素子としての抵抗は「抵抗器」として次のように説明されています。
.. important::
必要な値の抵抗をもつ回路素子として使用されるもの。電気抵抗器ともいう。
この説明はつまり、式(\ref{def_r}) において電気抵抗 $R$ の値が一定である回路素子のことを言っています。 オームの法則が成り立つような回路素子ということもできます。
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