物理のかぎしっぽ マサバン のバックアップ(No.7)

マサバン

主張(研究)

 私は天文学にも解析力学にも素人ですが、電子情報通信学会の電磁環境雑音分科会に長く所属し、仕事では電波雑音の測定をしてきました。

 そのことから発見したことがあります。

 それを伝えたいのです。

 ホワイトノイズという雑音波動をご存じでしょう。

 ホワイトノイズの性質をもとに解析力学の基本原理といわれる最小作用の原理について私には考えがあります。

 力学の大原理に関する、基礎中の基礎の大原理をただの現象になさしめる180度大転回のアイデアです。

 もしホワイトノイズのスペクトルに振幅値の0が生じたなら、また特定の周波数周期の振幅に高調波が強調されたとしたら、周波数分析者から見れば、そこには特異な現象が生まれています。

 ひとことに要約すると量子力学でいうところの物質波の引込現象が全世界を支配しているとわたしは考えるのです。

 説明します。

 量子の軌道ごとに作用を軌道全体の空間で総和するファインマンの経路積分には最小作用の原理の働きから、積分値に空間に偏った寄与が見つかるそうです。

 偏りを物理学者は当然のことと見過ごすそうですが、そのことに周波数分析の心得から私には引っかかる違和感が生じます。

 作用の複素波動がランダムな振幅と、位相と振動数を持つとしたら、その確率事象に生まれる周波数特性はホワイトノイズのはずです。

 ホワイトノイズは時間平均からみれば、一様の振幅を示すはずなのに、ところが量子の世界には上記のように乱されているというのです。

 世界で私だけが発見した違和感です。

 それで考えを伝え広めねばと使命感を持ってしまいました。

 ファインマンの経路積分は空間縦横高さの3重積分とオイラーの指数関数の積分核を持った作用についての多重積分です。

 重積分の次元を3から1に下げ、空間から線分へと積分を縮小すると、周波数分析のときのフーリエ積分と同等の数式です。

 波動の確率事象についてフーリエ積分すると、その周波数特性にはホワイトノイズが表れます。

 ならば作用の波動がファインマンが主張したランダムな振幅と、位相と振動数を持つとしたら、その確率事象に生まれる周波数特性はホワイトノイズのはずです。

 中心極限定理に鑑みれば3次元に拡張しても、まだホワイトノイズの性質が拡張されるでしょう。

 しかしファインマンの経路積分においてホワイトノイズでなく、スペクトルに振幅値の0が生じたなら、また特定の周波数周期の振幅に高調波が強調されたとしたら、特異な現象が生まれています。

 それは量子力学の物質波の波動の引込現象です。    引込現象の身近な実験をこころみるなら、ギターのボディを床にぶつけてみてください。壊さない程度に。

 衝撃の瞬間に衝撃音が聞こえ、暫く後、こんどは弦から楽音が鳴り響き和音がしばらく聞こえる。

 衝撃音はインパルス波ですが、インパルスの周波数特性はホワイトノイズです。それが消え暫くすると楽音となり和音となる。

 衝撃のエネルギーは楽音や和音のエネルギーへと引き換えられていきます。    これが音波に試した波動の引込現象です。

 和音はある基音から見ると全て高調波です。高調波には尽数関係があります。倍音には有理数関係がある。

 物質波に起きた引込現象、これが天体の共鳴の実態現象です。    ケプラーの著書に示された宇宙の和声です。

 宇宙の摂理、力学の大原理はこの引込現象です。

 ゆえに宇宙の全てに引込現象の姿は現れ力学にも光学にも現れます。

 たとえば2重スリットの干渉実験、単孔の干渉実験にも常にその効果が表れています。

 2重スリットが存在しなくても干渉が物質波には常に発生しています。たとえば単孔でさえ干渉し、干渉縞がみえるのです。単孔ではあなの縁だけ、端っこだけが干渉に寄与するかのような論理や、あなのはばを整数個に分割するようなまやかしの論理が大手を振ってまかり通っています。

 まやかしは必要がありません。

 幅を整数個に分割する必要はなく、ふちだけしか考慮しないようなまやかしの論理は通らないのです。

 2重スリットが無いと干渉しないようなことが喧伝されていますが、そうではありません。2重スリットはすこし条件に味をつけているだけなのです。

 常に物質波は干渉し合い、縞をつくっているのです。

 ただ物質波はトンネル現象の界面で位相をそろえ、振動数を揃え、透過します。透過できぬ位相、振動数では位相振動数を変えながら無限に反射を界面で繰り返しています。  そのトンネル現象を原因として物質波は常に干渉しているのです。

 そして単孔にもその界面とおなじ働きがあるらしい。

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