(1)式の下で、
ここでは物体の座標を r_1=(x_1,y_2) のように表しています.
とありますが、 y の添え字は1ですよね。
次に(6)式の右辺分子、 r がベクトルになっていないように見えました。これは私の見ているディスプレイの影響かもしれません。
その直後、
式(5)(7)で i を無限だとすると
というのは、式(5)(6)だと思います。
PIOの図の上の段落に、
中には本当にパイロットのミスという事例もある でしょうが,機体の高さ方向の位置さえ適切ならば,
とあります。ここは「機体の高さ方向の位置」じゃなくて、「重心の高さ方向の位置」、もしくは「機体の重心の高さ」なんじゃないか…と思いました。どうでしょうか?
誤植と思ったのは以上です。
以下は、ちょっと思ったことを2つ。
(9)式の直後の説明、
微小体積要素としては薄い円盤状の dV= … を考えます.
ですが、ここの x がなんであるかを書いた方が、より親切かなぁと思いました。 これは高さが z という位置での、考えている円盤の半径の長さですよね。
すぐ上の図では座標軸としての x が書いてあるので、可能ならば別の文字を使った方がより良いと思います。…かといって、 r にするのもわかりにくそうなのがツラいですねぇ・・・
そういった説明と(10)式の2行目から3行目への変形の説明を補うと、とてもわかりやすいだろうなと思いました。
この辺は、記事全体でこの問題をさほど重要じゃないとみているから、さらりと過ぎたのだと思います。感想の方に書いたように、もしこの記事を2つに分けるならば、この話題をもうちょっと詳しく書いた方がいいんじゃないかなぁと思います。
また、後半「安全第一」の上に
ところで,図より x'_c は,先ほど求めた … と,高さ 方向の重心位置 … の和になっていることが分かりますか?
とあります。確かに分かるんですが、ここにはさらにもうひとつ図があると、一層わかりやすいんじゃないかなぁ…と思いました。
絵師さんの負担が増してしまいますけど・・・