誤植などを幾つか発見したので、感想とともに書きます。
1.
外積で作られるベクトルはもとの2ベクトルで決まる平行四辺形の大きさに等しいか?
「外積で作られるベクトルの大きさは」ではないでしょうか。 あと、どちらでもいいですが、「もとの2つのベクトルが張る平行四辺形」というような言い方もあります。
2. 曲座標という言葉は、聞いたことがありません。極座標の間違い?
3. 内分点の公式のところの図は、もっと上にあった方が良いと思いました。
4. 直交条件の項は、数学的にちょっと違和感を覚えました。「内積の式にπ/2を代入すると零になるから内積を使えば直交しているかどうかが分かる」のではなくて、順番としては「内積が零になるとき、2ベクトルは直交していると呼ぶ」のだと思います。これは直交の定義です。また、直交性を言うのには、空間が内積空間であることが必要十分条件で、外積はとりあえず関係ありません。3次元ユークリッド空間で内積と外積がcosとsinの関係になっていて、似ているのは確かに面白いことですが、話題の力点をその類似性に置くのはおかしいと思います。
5. >付録:ベクトルの外積の直行性とその大きさの確認 直交性の間違いでは。
以上が気になった点です。