[感想] 冒頭部分にいかにもベクトルの重要キーワードとして"向き"という言葉を用いていると思います。座標のところで、詳しく説明があるのかなとも思いましたが、それも無いようです。"向き"とはベクトルの次元が増えると"傾向"のような概念に近くなるのでしょうか。どうしても"向き"と聞くと3次元以下の位置空間に限ったベクトルの話かなと思ってしまいます。
あと「もう一度ベクトル」というタイトルなのに、補足説明のところ以外はほとんど高校数学で言い尽くされている内容かなとも思いました。
[補足説明のところを読んで思ったこと] 補足説明のところで書いてある純粋数学におけるベクトルの説明を踏まえると、位置空間における演算規則のようなものを簡単に説明して、空間に張られる物理量がなぜベクトルになる場合があるのかなどを説明してもらえると「お、これは面白そうだな」と僕は思います。またその方が"向き"でベクトルを説明するよりも3次元以上のベクトルや、2階以上のテンソルが登場するときに馴染みやすいと思うのですがどうでしょうか?
[質問] 僕には"向き"というものが「何に対する向きで、また具体的にはどんなものをさしているのか」が分かりません。教えてもらえないでしょうか?