物理のかぎしっぽ 査読/ホログラフィ技術(黒子著)/2

初めて知りました。

メッセージ

大変遅くなりました。

ホログラフィーというのは名前は聞いたことはあるもののほとんど中身を知らなかったので、勉強になりました。直した方が良いと思うことや疑問てんがあったので以下に書きます。

まず一つ目ですが、実験屋の身としては、光学系の写真のところでそれぞれの器具に矢印でもつけて名前を付けてほしいと思いました。そうすると、文章を読みながら「これは、ここのことを言ってるんだな」と理解しやすいと思います。

二つ目は「上で作ったホログラムは,そのまま見たのでは干渉縞しか見えない上に,レンズを使わないピンぼけの写真状態です.」というところの、ピンぼけ写真の状態というところです。ピンぼけ写真ははっきりとはしないまでも物体があるのは分かると思います、それと干渉縞が同じだというのはどういうことでしょうか?そもそもここでの見るというのは、どこを見ることを言うのでしょうか。物体が置かれていた場所なのか、記録材料のことなのかがよくわかりませんでした。

三つ目ですが「見る角度を変えても,その角度から見た物体が見えるのです」のところですが、反射光が記録材料に届かない裏側は見えないと考えて良いのでしょうか?どこまでが見えてどこから見えないのかが分かると嬉しいです。

四つ目は「高解像力の記録材料が必要である」のところです。高解像力という日本語は無い気がするのですが、これは一般的に使われていますか?もし黒子さんが作った言葉であるのなら、変えた方が良いと思います。

五つ目ですが、再生する時、回折光がもともと物体があった場所に届いたとしても、何か反射するもの(例えば細かいホコリとか)がないと目には見えない気がするのですが、なぜ像が見えるんですか?

いろいろ書きましたが、ホログラフィーを知らない人にとって、とても参考になる記事だと思います。頑張って仕上げてください :)

返答

  • NOBUさんこんちには!まずは、たくさんのご指摘をありがとうございます。 一つ目と四つ目のご指摘ですが、そのように直したいと思います。二つ目は、注釈か本文で説明を付け加えるようにいたします。三つ目は、そのとおりです。反射光の情報が記録材料に届かない限り、記録されることもありません。五つ目のご指摘は、レーザの光の強度である気がします。ほこりが室内にある程度あっても、レーザの光が散乱することより、やはり直進して進む光の方が圧倒的に強いので、そのような心配はないんじゃないかと思います。以上です。 とりあえず、なるべく早く記事を直します。 -- 黒子 2006-04-12 (水) 11:01:22
  • 黒子さん、こんにちは!五つ目の質問で聞きたかったことは、「スクリーンとなるものが何なのか」ということです。何か光を反射するスクリーンのようなものがないと、目には見えないんじゃないかと思ったしだいです。 -- NOBU 2006-04-12 (水) 14:50:33
  • 意味を取り違えていましたね。 (^^; まず、この場合に見える像は虚像であるので、空間的に光が集まって像を作っているのではないです(記事には書かなかったことですが、実は参照光をホログラムに、記事に書いた反対の面から当ててやると実像が出来ます。これはおっしゃるように、スクリーンに投影するとそこに像ができるというものです。これは記事で紹介した虚像(ホログラムにとっては真の像)に対して共役像と呼ばれています)。虚像では、ホログラムの一点一点から出た回折光を逆にたどっていくと、あたかも、もともと物体があった場所から光が出ているように見えるのです。そして、これが像として私たちには見えるわけです。 これも文章だけの説明は苦しいでしょうか?記事の中で図と一緒に解説をつけたほうがよさそうですね。 -- 黒子 2006-04-12 (水) 21:29:39
  • なるほど、分かった気がします。 >(これも文章だけの説明は苦しいでしょうか?) まあどのような記事にしたいかだと思います。大まかな内容だけ知ってもらいたければ原理などはほとんど触れなくとも良いと思いますが、きちんと原理まで理解してもらいたいならばもう少し細かく書いた方が良いのではないか、というのが僕の意見です。今のままだと少し中途半端な気がします。 -- NOBU 2006-04-13 (木) 19:57:38
  • 記事を改訂中の黒子です。 NOBUさんへ:(二つ目のご質問に関して)記事の中で「干渉縞を記録した写真」≒「ピンボケ写真」ととらえられてしまったのなら、私の文章が誤解を生んだことになります。(以下は新しく記事でも書きます。)干渉縞が記録されている写真というのは、光源にコヒーレントな光を使っているからで、普段の写真とはちょっと違った代物になっているということが言いたかったのです。また、ピンぼけであるというのはレンズを使って記録材料上に結像していないから、「ぼやけた写真とおんなじことになっちゃうんだ」と言いたかったのです。また、今回紹介したホログラムとは違う記録方法を用いるもので、レンズを使って記録材料上に結像させるものもちゃんとあります。(でも、紹介しているときりがないので、今回は結像しない一番簡単な方法を紹介しているのですが・・・) -- 黒子 2006-04-16 (日) 19:58:08
  • ピンボケがどうのこうのという話が、誤解を生むのなら、重要なことでもないのでこの部分を削除することも検討しています。 -- 黒子 2006-04-16 (日) 20:00:09
  • (四つ目のご指摘に関して)思い出してみれば、この部分は参考にした本から引用したものです。なので本でも「高解像力」となっています。広辞苑で調べましたところ、「解像力;写真で、レンズ・感光材料の解像度を示す数値」、「解像度;写真で、レンズまたは感光材料が作る像の細部表現力」となっています。なので、「高解像力な記録材料」というのは日本語として問題ないように思います。 何回かに分けてNOBUさんにメッセージを送りましたが、読みにくいですね、ごめんなさい。m(_ _)m -- 黒子 2006-04-16 (日) 20:08:21
  • 私もピンボケ云々の部分は「ん?」と思いました。ブラッシュアップを楽しみにしています。 -- CO 2006-04-16 (日) 20:39:26
  • 四つ目ですが、辞書に載っているのなら全く問題ないと思います。あまり聞いたことが無かったので、ろくに調べもせず書いてしまいました。申し訳ありません。二つ目ですが、正直黒子さんが上に書いたことを読んでも良く分かりませんでした。三次元の情報記録紙である、ホログラフィーと写真を対比させる意味はなんでしょうか。「干渉縞が記録されている」だけではだめなんでしょうか?僕の中ではレンズを使っても使わなくても、干渉縞を記録する限り、写真とは異なったものという印象なんですが、この認識は間違いですか? -- NOBU 2006-04-17 (月) 12:58:20
  • 返事&改訂が大変遅れました。すいません。 NOBUさんのご指摘どおり、干渉縞を記録している写真って言うだけで十分私たちが普段見ているものとは違うといえますね。なので、「ピント云々・・・」は削除しました。ご期待通りの記事になっているといいのですが、まだ不備があるかもしれません。また、時間のあるときに査読していただければ、嬉しいです。 -- 黒子 2006-04-22 (土) 21:20:33
  • お返事遅くなりました。すいません。申し訳ないのですが、まだいまいち分かりませんでした。例えば「 普段の生活では私たちはコヒーレントでない光(蛍光灯,太陽光など)で物体を見ていることが圧倒的に多いため,干渉縞が記録されている写真なんて,いまいちピンときませんね.」というところですが、「コヒーレントでない光しか見ていない」だから「干渉縞が記録されている写真なんてピンとこない」のではなく、そもそも干渉縞が記録されているだけで三次元情報が記録されている、という時点で僕にはピンときません。黒子さんはここの文章で「我々は普段コヒーレントな光を見ていないから、干渉縞は見慣れてないですね」ということが言いたいのですか?どうも僕のなかでは、この文章のロジックがしっくりときませんでした。

付け加えて頂いた絵は、試みとして大変良いと思います。ただ、もう少し情報を付け加えないと、ぱっと見たとき良く分からないので、もったいない気がします。光を表す矢印にはそれぞれ物体光、参照光、回折光と書いたらどうでしょうか。また再生時のところの猫には虚像であることを書いた方が混乱しないと思います。それと点線で書いてある矢印にも、「実際出ている光ではない」とか「回折光を逆に辿った光」ということを明記すると分かりやすいと思います。 別に全部この通りではなくても良いと思いますが、もう少し文章との対応が分かりやすいと良いかと思います。

装置のところは文字をつけたことで大変読みやすくなったと思います。 またいろいろと書きましたが、対応願います。-- NOBU 2006-04-26 (水) 00:14:08

  • 何度も査読していただいてありがとうございます。ご指摘の件ですが、確かに「干渉縞が記録されているかが三次元情報が記録されている」ことを、しっかりと説明できていません。それは、私も直感的に理解できておらず端的な説明が出来ないと思っていました。かといって長々と書いていくのも、教科書的になりそうだったので、わざと結論だけを記事に載せてしまいました。やはり、なるべく短くてわかりやすい説明を考え直します。少し時間を要するかもしれませんが、お許しを。m(_ _)m 図に関しても、NOBUさんの意見を参考に今一度改めてきます!! -- 黒子 2006-04-26 (水) 17:16:05
  • 黒子さん、僕が言いたかったことは少し違います。もう少し端的に書けば良かったですね、すいません。どうも文章だけで思っていることを全部伝えるのは難しくて…。ご容赦下さい。「干渉縞を記録することで三次元情報が記録される」というのはいいのです。もちろん原理がわかれば尚良いのですが。僕が言いたかったのは、その次に「見慣れていないからピンときませんね」なんて言わずに、「干渉縞が記録されているだけで三次元の情報が記録されている不思議な記録用紙、ではいったいどうやって再生するのでしょう」みたいな感じでと行けばいいと思ったのです。つまりアピールするポイントがずれているんじゃないかと。 -- NOBU 2006-04-26 (水) 19:09:14
  • いえいえ、何度も失礼しました。なるほど、自分でもそう思っているのですから、そうアピールするべきですね。 -- 黒子 2006-04-27 (木) 07:06:44
  • 「ホログラフィの原理」の下から二つ目の注釈と、NOBUさんからのご指摘の部分を直してみました。 -- 黒子 2006-04-29 (土) 15:18:32
  • 良くなったと思います :) 解決にしておきます。お疲れ様でした。ただ最後に一つだけ、注釈の「1mmに1000〜7000本の縞模様の回折格子になっています」の部分は「1mm辺り、1000〜7000本の縞模様が入った回折格子になっています」くらいに直しませんか。 -- NOBU 2006-04-29 (土) 17:26:10

 
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