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ここには自分が読んでみて面白かった本、役に立った本を書いています。私の本の趣味は「お前ら少ない日本語で理解できるほど頭がいいのか?」という先輩の思想に影響されています。 ハテ・なぜだろうの物理学 J.ウォーカー著 おなじみの「雨が降っている時走った方が濡れないのか?」や「氷の上が滑るのはなぜだろう」といった問題が書いてある本です。高校当時「物理を勉強すればこんなことが分かるようになるのか」と感心したものですが、未だ謎は多いです。 量子力学概論 W.グライナー著 クーロン積分の導出が書いてある本を探していて見つけました。なにもかもが親切に書いてあるので辞書のように使っています。 バークレー物理学コース5 統計力学 F.リーフ著 この本はいきなり数式を持ってきたりせず「2つの箱に入った気体を混ぜるとどうなると思う?」といった思考実験を、くどいほど丁寧に文章で説明してあります。久保亮五の演習書はわけも分からず式を変形する有様だったので、こちらを読んでようやく意味が分かるようになりました。 物質の対称性と群論 今野豊彦著 構造物性の研究室に配属されて「空間群?何それおいしいの?」という状態だった私に先輩が貸してくれた本です。結晶は対称操作で表せる、ということが分かりやすい図で書いてありました。そのほかに、結晶場分裂、ヤンテラー効果、配位子場理論、といったことをこの本で知りました。 ファインセラミックスの結晶化学 F.S.ガラッソー著 いろんな物質の結晶構造とパラメーターが載っている本です。知らない物質に出会ったらとりあえず開いています。ドープによって構造がどのように変わるか考えるのに使っています。 |