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Illustratorでつくった画像をTeXに貼り付けたい場合,EPSで保存します.その方法の説明をします.
* 画像の準備 [#nf10779f]
まず,保存したい画像をつくります.新規作成で,カラーモードは「CMYKカラー」にしておきます.
#ref(fig1.png,nolink)
適当に絵を描きます.
#ref(fig2.png,nolink)
これを保存します.「ファイル」メニュー → 「別名で保存」を選びます.
これを保存します.
* EPSとして保存 [#d0ffb81a]
「ファイル」メニュー → 「別名で保存」を選びます.
#ref(fig3.png,nolink)
「ファイルの種類」を「illustrator EPS (*.eps)」にして保存します.
[[&ref(valid-xhtml11.png,nolink);>fig3.png]]
#thumbnail(fig4_s.png,fig4_l.png)
#ref(fig4.png,nolink)
#ref(fig4_l.png,nolink)
「EPS形式オプション」ダイアログが現れます.エラーを少なくするためには,
* 「互換性」を"バージョン8.0"
* 「プレビュー」を"なし"
* 「サムネールの作成」のチェックなし
* 「フォントデータを含む」のチェックあり
* 「CMYKポストスクリプト」のチェックあり
* 「ポストスクリプト」を"レベル2"
- 「互換性」を“バージョン9.0”
- 「プレビュー」を"なし"
- 「サムネールの作成」のチェックなし
- 「フォントデータを含む」のチェックあり
- 「CMYKポストスクリプト」のチェックあり
- 「ポストスクリプト」を“レベル2”
にするといいようです.
にするといいようです.GSviewで開いたときのWarningを減らすには,「互換性」を“バージョン8.0”にするといいかもしれません.
#ref(fig5.png,nolink)
保存時にIllustratorから警告が出ますが,ほとんどの場合大丈夫なので構わずOKします.保存したeps画像はIllustratorで再び編集できます.
EPS画像を組み込んだPDFファイルから印刷すると,一部の表示が欠けてしまったりすることがありますが,その場合は「互換性」のバージョンを9.0などに上げたりすると解決することがあります.
* EPSファイルの確認 [#gd7b159b]
GSviewで表示確認すると
#ref(fig8.png,nolink)
#ref(fig8_s.png,nolink)
と,きちんと表示されます.このeps画像をTeX文書に貼りつけることができます. TeXにeps画像を貼る具体的な方法は,
と,きちんと表示されます.また,実際に印刷できるかどうかも確認した方が良いでしょう.EPS画像を組み込んだPDFファイルから印刷すると,一部の表示が欠けてしまったりすることがありますが,その場合は「互換性」のバージョンを上げてみましょう.
- [[図の挿入]]
できあがったEPS画像はTeX文書に貼りつけることができます. TeXにEPS画像を貼る具体的な方法は,
- [[TeX]]/[[図の挿入]]
を参考にしてください.