============================================================ アオアオアオ ============================================================ 世界の終りの音が聞こえる 未来はない 希望もない  だけどすれ違わない だから一緒になりたい 窓を開ける 鴉が私の頬をついばむ  飛ばないかと誘われる 猫が鳴く 鯵の開きを欲しがる  問題なし 彼女も私を必要としている 世界中で呼応する音がある 宙づりの魂 欲深な微睡み  寝静まった太陽 回り続けるサテライト 「そんなシャツ 脱ぎ捨ててしまいなさい」 「いやいや残業続きで…」 「なんかおもしろいことない?」 「そうゆうのってじぶんでみつけるんじゃないのー?」 彗星に向かって手を振る この星は退化してしまった /アオアオアオ/ 生命体が何千億いたとしても 簡単には宇宙に行けない それが現実だ ヒトは無に還るしかないのだと この星は叫んでいる @@author:きり@@ @@accept:2020-01-05@@ @@category:現代詩@@ @@id:aoaoao@@