物理のかぎしっぽ 査読/導体・絶縁体・半導体(篠原著)/10 のバックアップ(No.18)

勉強になりました & 細かい表現について

メッセージ

いやー、読んですっごく勉強になりました。 どうもありがとうございましたっ :)

それで細かい言い回しなんですが、最初のエネルギーのグラフを紹介している場所に、

これは,縦軸がエネルギーのグラフだと思ったらいいでしょう。

とあります。話し言葉として、柔らかい表現でいいなぁと思うのですが、書き言葉として眺めると、「おいおい、自分でグラフを持ち出してるのに、縦軸が何なのかはっきり分かっていないの??」という印象を受けてしまいました。

これは,縦軸がエネルギーのグラフです。
これは,縦軸がエネルギーのグラフだと思ってください。

という風に、断定をした方が読者は安心できると思います。

あと「絶縁体と半導体の違い」のところ、一読ではよくわからず、立ち止まっていろいろ考えました。考えたらよくわかった…気がします。 細かい指摘ですが、

このような不純物を加えたことにより抵抗率が大幅に変えることの出来る物質を半導体と呼び、
そうでない物質を絶縁体と呼んでいるのです。

というところ、「抵抗率が変えることのできる」って表現がどうも分かりにくいです。「抵抗率を変えることのできる」ですよね? (わかってない人(=私)が読むと、こういう部分でもいまいち自信が持てません…)

また、半導体は抵抗率が絶縁体より小さいんですよね、確か? だったら「変えることのできる」という言い方じゃなくて「抵抗率が減少する」と言い切ってもらえるといいなぁと思いました。 慣れてない人(=私)は、この下りを読む頃には、“絶縁体と半導体で抵抗率の大きさが違う”という最初の記述を、すっかり忘れてしまっています。どちらが大きいかなんてもう忘却の彼方。

忘れた頃に、もう一度こっそり指摘してくれてると、すんなり読めて印象にも残ると思います。 あくまで私好みの表現なら…ですが、上記の部分、

そのように、不純物を加えると抵抗率が大幅に減少する物質を半導体と呼び、
そうでない物質を絶縁体と呼んでいるのです。

といった感じにしてはどうでしょうか?

ところで、半導体の電子や正孔って、エネルギーバンドではどんな風に構造に現れるんですか??

電子は…ギャップを超えたエネルギーバンドに電子が発生するってこと?

正孔は…埋まっていたエネルギーバンドに空席ができるってこと??

その辺を記事に書く必要はないと思います。けど、もし良ければ私に教えてください。(え、それくらい自分で勉強しろって?!…ごもっとも)


以下、完全に独り言。

・エネルギーバンドの値って、理論的に手計算で求められるんですか?

・なにか具体的にハミルトニアンを仮定して??

・出発地点はどんなものを考えていて、どんな近似を使って計算するんだろう???

あと、

・どういう仮定・条件の下で、実験事実と一致するんだろう。

・実験から得られたパラメータをどれくらい使って、なにを予言できるんだろう。

…記事を読んで、徒然に思ったことを列記しました。 んー、物性の勉強が明らかに不足してますね、私。お恥ずかしい。

返答


 
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