ページ | 査読/続・ベクトルの回転(クロメル著) |
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投稿者 | Joh |
状態 | |
投稿日 | 2007-03-01 (木) 21:13:28 |
正十七角形のほうに頂いたコメントですが、こちらで返答したほうがいいと思って、新しく書きます。
ダイアドに関する記述は、とても良くなったと思います。(前回のだと、ダイアドが何なんだかよく分からなかったし、テンソル=行列と勘違いしているのではないか?とも読める感じでした。)
唯一、ダメ押しで正確を期すなら、 「ダイアド積は,ドットでもクロスでもなくただベクトルを並べるだけで表し,二階のテンソルです.」
というところ、私なら、 「ダイアド積は,ドットでもクロスでもなくただベクトルを並べるだけで表し,二階のテンソルの表現の一種です.」
とでもします。
ご存知のように、テンソル空間で定義される二階のテンソルは、双線形性を定義として与えられ、その具体的な形に制限はありません。ダイアドは、その数ある表現のうちの一つだと考えるのが正確だと思います。(表現という言葉には、数学では群を行列で表す、という意味もあるので要注意ですが、この場合は、多分、常識的に使えると思います。)
最後に、嬉しいことが追加されてるのも、とても良いと思います。クロメルさんが、ベクトルの回転の式を楽しんでいるのが、読者にもよく伝わると思います。