* 素晴らしい! [#sc4a98f8] |~ページ|[[査読/全角運動量(クロメル著)]]| |~投稿者|[[K.I.]]| |~状態|#listbox3(提案,査読2,state)| |~投稿日|2007-05-24 (木) 23:05:41| ** メッセージ [#u32f2f02] クロメルさん,執筆お疲れさまです。 物理のことを殆ど知らない (高校は生物+化学,大学でも殆ど物理科目は選択せず) 私でも読みやすかったと思います。いくつか提案をしておきます。 (1) 多くの質点からなる系で,それぞれの運動量を足しあわせていますが,ここの説明は, 「この系に含まれる質点全体がもつ運動量の合計を求めます。各質点の持つ運動量は ベクトル量ですから,それらを足しあわせる事が出来ます。」 とした方が分かり易いと思います。 (2) 内力の F^{Ext} は F^{Int} の誤植ですね。また,"Int" や "Ext" はそれ自体, 変数ではないので, Italic 体ではなく, Roman 体の方が良いと思います。 又逆に, p や i は Italic 体の方が良いと思います。 ここからは感想です。 で,「外力が働かない場合,系内のある固定点 (若しくは等速直線運動をする点) からみた角運動量は時間に依らず一定,特に,重心を点 P にとった場合も, R - rp = 0 (ベクトル) となり,これとの外積は常に 0 ベクトルになるから, 角運動量は時間に依らず一定になり,このような (外力の働かない) 系では, 各質点の運動に拘らず重心の位置は変化しないか若しくは等速直線運動をする。」 という理解でよい訳ですね。なるほど。実に素晴らしい結論ですね。 ** 返答 [#j1cf1e4a] - K.I.さん、査読ありがとうございます :) K.I.さんは物理にあまり触れていないのですか、それで的確な査読をできるとはすごいですね。指摘いただいたところは、直しておきました。K.I.さんの感想の後半部分についてですが、少し気になることがありました。僕が示したのは、重心の位置の移動についての式ではなく(全運動量の保存ではなく)、全角運動量が一定の条件の下で保存するということなんです。全角運動量は保存されるということはなかなかイメージしにくいものだと思います。まず記事で書いたように、全角運動量はゼロでもどの方向を向くことができますし、一つ後の記事「慣性モーメント」で書きましたが、回転軸オメガを考えても全角運動量は違う方向を向くことがあります。全角運動量の保存を一言でまとめようとしましたが、ちょっと無理ですね。うーん、やはり正確には\dot{\bm{L}}=0以上はいえないようです。物理は難しい (^^; -- [[クロメル]] &new{2007-05-24 (木) 23:43:52}; #comment #br #topicpath