物理のかぎしっぽ 査読/ε-δ論法(黒子著)/1 のバックアップソース(No.5)
* 読みました。 [#t16571d0]

|~ページ|[[査読/ε-δ論法(黒子著)]]|
|~投稿者|[[Joh]]|
|~状態|#listbox3(感想,査読2,state)|
|~投稿日|2007-06-03 (日) 05:40:27|

** メッセージ [#f9fef1c5]
執筆お疲れ様です。

分かりやすく要点がまとまっていて良いと思います。ε-δ論法は引っかかる人が多いと思うので、私も記事で使うときにはなるべく註で簡単に説明をするようにしていますが、基本となるこういう記事があるのは心強いです。

間違いは無いと思いますが、気になったのは次の点です。

1.
最初に関数の例を挙げて、そのあとに数列の例が挙がってますが、順番はこれでいいでしょうか?黒子さんの註にも書いてあるように、数列の収束の概念には、暗黙のうちに距離の概念と、自然数の順序構造が内包されています。数列を関数へ拡張するには、関数を無限次元のベクトルだと考えれば良いのだと思います。どうなんでしょう、関数を先に見たほうが入りやすいでしょうか。

2.
後半の集合の部分は、「ε開球の逆写像がδ開球である」という、集合と写像だけを使ったシンプルこの上ない美しい表現を、もっと枠で囲ったりしてアピールしても良いと思いました。解析で最初に習うような、「どんなεに対しても、δが存在して・・・」という、まどろっこしいやりとりよりも、開球と写像を使った表現は引き締まっていて一発です。(位相の概念が、ここで要るのかも知れませんが。)

3.
式で\infty が\inf になってます。







** 返答 [#g1b8bfce]
- Johさん、査読ありがとうございます。~
1のご提案に関してですが、ここでは関数と数列の関係を意識しないで書いたので単に関数の場合、数列の場合と書き下しただけでした。Johさんの仰るとおり、数列を関数へと拡張すればもっと美しく記事の内容をまとめられます。しかし、ここで「数列を関数へどうやって拡張するの??」とつまづいてしまう方もいるのではないかと心配です。それは、ここの本質ではないのに疑問として残ってしまう気がしたので、あえて教科書的に書き下しました。~
う〜ん、注釈を使ってその部分は補おうかと思っております。~
2のご提案は、やってみます。ちょっと夜まで時間が空きそうにないので、しばしお待ちを。~
3は…ご指摘、ありがとうございます。 -- [[黒子]] &new{2007-06-04 (月) 16:35:46};
- 上記のことに関して、記事の変更はいたしましたが、Johさんが意図していたことと少し違うことを書いているかもしれません。何か気がついたことがあれば、よろしくお願いいたします。 -- [[黒子]] &new{2007-06-08 (金) 00:36:34};

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