ページ | 査読/テンソルの主軸1(Joh著) |
---|---|
投稿者 | |
状態 | |
投稿日 | 2006-07-15 (土) 23:16:19 |
数学もドイツ語もが苦手な私でしたが,「eigen」と言う単語の響きが魅力的で,はまりました.
でも,数学が苦手な私は,2X2の計算で誤魔化していましたが,このご利益はとても高く,量子力学のハイゼンベルクのマトリックス表現がすんなり飲み込めました.でも,シュレディンガーの波動関数表現とマトリックス表現が等価と知った時点で,マトリックスの固有値問題と,波動関数の固有値問題(敢えて言えば,2階の微分方程式)の固有値問題が同一のルーツにあるいう認識を持ちませんでした.
今回,Johさんの一連の解説を見ているうちに,若い頃の自分は,本当のお馬鹿さんだったと言うことに,あらためて気付きました.
コンピュータ世代の若者こそ,物理数学のもつ普遍的な構造を意識しながら,物理の構造を考察し,数値解析をしていただきたいものです.
Johさんの連作は,そのような若者が,「物理数学の鏡の世界に入る窓口」として早く公開されますように.
その為にも,全ての解説の「総目次」を早めに作られたらどうかと思います.
==== 参考意見 [1]
(1)で,TijAi=Bj とされていますが,マトリックス・ベクタの積を想定している自分は TijAj=Bi の方がしっくりきますが....
参考意見 [2]
なお式(5)のλ_3, λ_2 は3乗,2乗とおもいます.ワザと()につけて表現するもの判りやすいかとも思います.