物理のかぎしっぽ 公開制作/回転行列 のバックアップソース(No.3)
*公開制作/回転行列 [#gdbd2d9e]

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 回転行列
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 ある座標があって,それを回転したとします.
 すると当然,それらの座標には決まった関係があります.
 その関係は行列で表すことができます.
 ここで学ぶのは,座標系1から座標系2への回転変換を,
 行列を使って表す方法です.
 
 ロール,ピッチ,ヨー角
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 さて,3次元の座標であれば,原点まわりでの回転は
 三つに分けることができます.つぎの飛行機(のつもり)の
 座標を例にみながら考えましょう.
 
 機体が左右に振れる回転をヨー(yaw),上下に振れる回転をピッチ(pitch),
 機体の軸まわりに振れる回転をロール(rool)といいます.
 ここではそれぞれ図のように y 軸まわりの回転, x 軸まわり
 の回転,z 軸まわりの回転としておきます.
 この三つの回転を組み合わせることで,任意の座標系に回転できます.
 
 これは直感的にイメージが湧きやすいのではないかと思います.
 機体を少しローリングさせて(z軸まわりに回転),
 右に旋回(y軸まわりに回転),そして機首を上に上げる
 (x軸まわりに回転)ような動作がイメージできます.
 すると飛行機に座標系が変わり,進行方向も変化するでしょう.
 
 また,このとき回転の方向は,右ネジが進む向きを正とします. 
 
 
 オイラー角
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 ロール,ピッチ,ヨー角で座標系の回転のイメージが湧いたところで,
 つぎはオイラー角です.さきほどの回転は3軸に対応した
 変換なので分かり易かったですが,
 対して,オイラー角は2軸しか使いません.
 すなわち,回転軸を z軸-x軸-z軸 とします.
 
 オイラー角での回転を,数式で考えてみます.
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