物理のかぎしっぽ 記事ソースをPukiWikiで編集・保存・コンバート のバックアップの現在との差分(No.27)

 #rst2hooktail_source
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 「物的対象(テーブルなど)についての知識の確実性について」
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  ここにテーブルがある。わたしは目の前にテーブルがあることを知覚する。それはこの部屋に入って来た健常な人ならばわたしと同じようにテーブルに気づくものと私は信じている。どんな色でどんな手触りのテーブルなのか、叩くとどんな音がするのか、私は近寄って実際にやってみる。私の五感に訴えるものがある。色は濃い茶色で木目があり、つるつるとした冷たい手触りで、叩くと硬く鈍い音がする。テーブルの細かい仕様をみるために、カタログに目を通してみる。どこで作られたのか、大きさはどのくらいで高さはどれだけあるのか、材質は何なのかなど、私は記述による知識を得ることができる。目を閉じても私がこの部屋から出て行っても、テーブルは存在し続ける。またこのテーブルが本当は人から譲り受けたものだとしよう。しかしその人の五感で得たセンスデータを譲り受けることはできない。ではテーブルの本性とはなんなのだろう?私は顕微鏡で肌理や材質を入念に調べる。裸眼では得られなかったものが見えるが、裸眼で見たものも顕微鏡で見えたものもどちらも本物のテーブルなのである。
  テーブルの上に猫が飛び乗る。猫はセンスデータの集合体ではない。またテーブルも神の意識によって私たちがテーブルを感じているのではない。テーブルも猫も実在している。実在とはなんだろうか?猫はセンスデータの集まりではないので、腹も空かせるし、ミルクも飲む。テーブルも意識ではないから抱えたら重い。私たちはこれらのものが確かに存在していると信じている本能的信念を持っている。本能的信念とは疑いようもない信念と捉えても良いのだろうか?
 I am looking at the tableとThe table is being watchedという考え方ができる。
 もしこのテーブルが黒澤明監督の使っていたもので、4百万で買い取ったのだとしたら、このテーブルから黒澤明という固有名詞が一人歩きするのだろうか? ましてこのテーブルでシナリオを書き、アカデミー賞を獲ったというエピソードがあったとしたら、このテーブルには付加価値がつくのだろうか?黒澤明に会ったこともない私が彼について判断するときには、ウィキペディアなどの記述による歴史的知識を得ることになる。黒澤のことを「日本を代表する映画監督」と仮定してみよう。すると代表という単語は人によって異なるイメージを持つことだろう。サッカー日本代表を思い浮かべる人もあるだろうし、代表取締役社長を思い起こす人もいるだろう。しかるに世界のクロサワはメガネをかけていたとしても、私は個人的にクロサワを知らないので、記述としての面識とクロサワを知っていた人が語る言葉を信ずるより他にない。彼は本当に目が悪かったのだろうか?このように知識の大半は神秘的で疑わしくもあるのだ。
  太陽は明日ものぼるだろう…という確信はこれまでの経験や運動法則、重力の法則、学術的知識などから私は信じている。太陽は明日も間違いなくのぼるのだと。おそらく例外はないだろう。しかし鶏をヒナから飼っている人は最後に鶏になって首を絞めて食べてしまうかもしれない。しかしながらヒナは餌が毎日貰えると期待しているので、例外は起こるにせよ無二の信頼を寄せているのだと思う。これを帰納原理というらしい。また友達と待ち合わせをしたとき、彼女の体に最悪の敵や見ず知らずの人の心が入り込んでいるなどということは決してない。この見込みが妥当かどうか帰納原理にかかっている。しかし過去これまでそうだったからと言って、これからもそうだという正しさを証明することはできない。2+2=4であることも、一年が365日であることも、疑うことはない。みかん二つずつでも四個になるし、鉛筆と消しゴムと定規と万年筆でも四個になる。こういう考え方を演繹的という。また四年に一度、ウルー年があることも私たちは常識的に知っている。その一年だけ日付が増えるからといって太陽が二つになるわけではない。
  私は一本の木があることを神の目線や意識だと考えたバークリのことがとても印象に残った。そこにものが存在するということが神の与えてくれた意識の集合体であり、神のおかげで私たちが感じていられるという考えは強く私の心を揺さぶった。と同時に自分が存在することは絶対であったデカルトにも驚かされた。「何が知られるにせよ、私たちが知ることのできるものはある意味で心的でなければならない」ということを言葉にしたことで改めて頷くものが多かった。また1+1=2とか、三角形の内側の和は180度になると言った常識的な知識をアプリオリというのだということも初めて知った。常識という言葉の使い方を今一度考えさせられた。生まれてから数学の成り立ちを疑ったことはない。台形の方程式もユーグリットの互除法も疑ったことはない。これを以前は生得的と言ったが、今はアプリオリという。帰納原理と遺伝子疾患は結びつくものがあるのだろうか? 私には遺伝子疾患があるのでつい考えさせられてしまった。
 * 記事ソースをPukiWikiで編集・保存・コンバート [#l3d5e1bf]
 
 [[かぎマニュアルズ]] > [[記事制作方法>かぎマニュアルズ#wbdd8eaa]] >
 
 記事ソースをPukiWikiに保存し,
 rst2hooktailで直接コンバートできるプラグイン,
 rst2hooktail_source.inc.phpを作成し,組み込みました.
 公開制作や,複数台のPCを使い分けている方には便利だと思います
 (2005-12-16 崎間).
 
 ** 使い方 [#ucd47d62]
 
 使い方は,PukiWikiソースの一行目を
 
  #rst2hooktail_source
 
 とするだけです.それ以降の行に [[reStructuredText>reStructuredTextとは]] 
 の書式で記事を書いてください.なお,ページ名は
 
 - 公開制作/XXXX/ソース
 - 執筆中/XXXX/ソース
 - 崎間/XXXXのソース
 
 などの用に,できるだけ「誰のどんな状態の記事ソースであるか」
 を分かるようにするのが望ましいです.
 
 ** 例 [#ud675930]
 
 たとえば,PukiWikiページソースに
 
  #rst2hooktail_source
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  語呂合わせ
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  読者のみなさんで、他にもこんな語呂合わせを知っている!という方は、
  どしどし投稿をお願いします。
  掲載を憚られるレベルのものを除いて、随時追加させて頂きます。
  投稿は pun@hooktail.org (@は半角) まで☆ (掲示板での投稿は受け付けておりません)
  ……
 
 と書いておくと,
 
 #ref(fig1.png,nolink)
 
 のようなページができあがります(実際のページ→ [[改定案/語呂合わせ/ソース]] ).
 ページにあるconvertボタンを押すと,HTMLへコンバートできます.
 
 
 ** 説明 [#q6a07aa3]
 
 - convertボタンを押すと,rst2hooktailで直接コンバートできます
 - PukiWiki上には、記事ソースと認識された部分は整形済みテキストとして表示されます
 - 記事ソース(プラグイン命令を取り除いたもの)は外部から参照できる場所にコピーされます
 - 他のPukiWiki内ページと同じく、「編集」や「バックアップ」などを行うことが可能です
 - 記事を編集する場合、PukiWikiページと同様に編集し、いったん「ページの更新」で保存の上,再びconvertボタンを押してしてください
 
 
 ** 分かっている問題 [#q654ef75]
 
 //- いまのところPDF版ができあがりません
 
 * コメント [#n31f28db]
 //-「記事ソースファイル」のリンクをクリックしても、保存されているべきソースファイルではなく空の内容が表示されます。 -- [[CO]] &new{2005-12-23 (金) 23:31:30};
 //-ページ名に半角文字があると空になるみたいです.修正しますのでしばしお待ちを! -- [[崎間]] &new{2005-12-24 (土) 00:57:13};
 //-直ったと思います.お騒がせしましたー. -- [[崎間]] &new{2005-12-24 (土) 01:07:39};
 //-ありがとうございます、PDFも無事に出力できるようになったようです。 -- [[CO]] &new{2005-12-24 (土) 01:38:14};
 -いまいち使いづらいかな….ページ編集時の「プレビュー」で,プレビューできるようになれば,もうちょっとは良くなりそうです.さて,どうしよう. -- [[崎間]] &new{2005-12-27 (火) 01:10:11};
 -同じページにソースの中身も表示してあったほうが良いと思います。 -- [[CO]] &new{2005-12-28 (水) 12:09:37};
 -そのまま表示するとぐちゃぐちゃになっちゃうのですが,[[整形済みテキスト>http://hooktail.org/wiki/index.php?%C0%B0%B7%C1%A5%EB%A1%BC%A5%EB#content_1_5]] として表示するってことです? -- [[崎間]] &new{2005-12-28 (水) 16:06:06};
 -そうです、整形済みテキストとして表示してあると良いと思います。 :) -- [[CO]] &new{2005-12-28 (水) 23:29:01};
 - ソースの中身を整形済みテキストとして表示されるようにしました。 -- [[崎間]] &new{2006-01-07 (土) 23:51:27};
 - バグ?「ダウンロード」をクリックすると、「指定されたページ(URL)へのアクセスは禁止されています。」というメッセージが出ます・・・ -- [[篠原]] &new{2006-01-08 (日) 02:28:08};
 - PukiWiki1.4.6から.htaccessの設定が変わっていたのでテキストファイルへは直接アクセスできなくなっていました。直しておきました。 -- [[崎間]] &new{2006-01-08 (日) 02:51:10};
 - 記事を.txtで書きましたが、査読等へ提出するにはPukiWikiをダウンロードしなければならないということですか? -- [[とり]] &new{2018-03-01 (木) 00:03:40};
 
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