代数学-体のページでは、体が乗法に対しての交換法則が成り立つものとして定義されています。 体の用語は乗法に対しては必ずしも可換であることを要請するものではなかったと思いますが、可換体のことを単純に体と呼ぶこともありますので、これだけでは別に問題としません。
しかし、このページの例5では、体の一種として四元数体が挙げられています。 四元数の演算においては、ij = ji が成り立たないように、一般的に乗法の交感法則は成り立たず、従って、これを体と呼んでしまうことは、定義と矛盾します。
学習者にとって混乱の元となりますし、どちらかを訂正してくださることを望みます。