ページ | 査読/統計力学のはじまり (MK-DI著) |
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投稿者 | K.I. |
状態 | |
投稿日 | 2007-07-27 (金) 17:25:36 |
「属する微視的状態の数が全体と比べ圧倒的に少ない」「属する微視的状態の数が全体の大多数を占める」いう表現がよく分かりませんでした。
まず,微視的状態の数とは,微視的状態を定義域,巨視的状態を値域とする写像φを考えた時,φ(a_1) = φ(a_2) = …… = φ(a_n) となる n の値の大小を考えているのでしょうか。
次に,全体とは何の全体を示しているのでしょうか。これは,ある巨視的状態をとることの出来る微視的状態の数全体,という理解で良いのでしょうか。
もう少し詳細な解説があると嬉しいです。
>微視的状態の数とは,…となる n の値の大小を考えているのでしょうか
左様です。「巨視的状態"に属する"微視的状態」より、「巨視的状態を"与える"微視的状態の数」とか書いた方がしっくり来るかも知れないですね。 余談ですが、微視的状態→巨視的状態の写像…凄く洗練された書き方ですね。シビレました(^^)
>全体とは? ある巨視的状態をとることの出来る微視的状態の数全体,という理解で良いのでしょうか。
確かに、私の文章だと何のことやら全然判らないですね。反省します。ここでは、 「系が取りうるすべての微視的状態」 の意味で使っています。
K.I.さんのお言葉を借りるとすると、二つの巨視的状態A、Bがあって、 φ(a_n)=A となるnの総数 n_A、 φ(a_n)=B となるnの総数 n_B について、n_A << n_B であるような場合を考えて…(以下略)
という議論をしています。非常に判り辛くてすみません。