状態を記述変数? †
メッセージ †
ご説明の
例えば「ある固体を温度100℃まで熱すると抵抗値は500kΩになる」という記述は,この固体が一つの状態にあることを表しています.
部分は,すこし説明不足の感じがします.
ある固体の物理的特性の一つである「電気抵抗値」を考える時にも,正確に言えば,その固体が置かれている「圧力,体積,温度」が判らないと決まらないですよね.
例えば,常温・常圧で,一辺10cmの立方形の固体物体があったとして,それが構造的に非等方性が強い場合だったら,高い圧力を掛けると,
- 歪な形状に変化したり,
- 電気抵抗も方向ごとに別々に変化したり
そのような振る舞いの違いを,大局的に記述するのが,熱力学的な状態変数といった感じを受けますが....
返答 †
- mNejiさん、査読ありがとうございます!そうなんです!ここ、私もこのような記述をして良いものなのかどうか、気になってはいたのです…。「状態量」というものに対して、ピンとくる内容にしたいと思って考えて書いてみたのですが、やはり説明不足ですよね…。状態量についてはJohさんからもご指摘があったので、もう少し良い表現を考えてみます。しばしお待ちください! -- トミー
- 最初の記事の「熱力学体系を 巨視的 (macroscopic)に扱う」で論議するべきかもしれませんが,こちらでお話います. -- mNeji?
- さきに述べた固体の抵抗値の話はすこし置いておきましょう.
- 「巨視的 (macroscopic)に扱う」で言いたいのは,だから「分子運動論てきな微細な(ミクロスコピック)な論議は置いといて」,熱現象を公理的に整理整頓して,「バルクだけど明瞭な理解」を身につけましょう!というスタンスの表明だと理解すればいいかな?,と感じました.
- 2点、確認させていただきます。「固体の抵抗値の話は置いておきましょう」というのは、私達の間で議論は止めにしておこう、記事はそのままで良い、という意味なのか、記事の中にこの話を載せるのは止めにした方が良いという意味なのか、どちらの意味で用いられているのでしょうか?もう一つ、「…というスタンスの表明だと理解すればいいかな?」という部分は、記事の文章はそのままにしておいて良い&mNejiさんご自身の解釈の話しをしておられて、もう解決済みのことを言っておられるのか、記事をこのように書き換えた方が良いと言っておられるのかどちらでしょうか?書き込みからではどちらとも解釈できると思いましたので、詳細なコメントをよろしくお願いいたします -- トミー
- 見落としていました.抵抗値の論議は,「熱力学的状態量」とは完全に別と考えます.故に,この段階での説明はしない方がいいと考えます.私見ですが,分子運動論からの解説はしない方が善いと思います.これだけ,多くの本職の著者達が成功していないのですから.むしろバルクだけど,コンパクトで見通しのよい解説が欲しいのだろうし,そんな解説を目指されていると感じました. -- mNeji?