物理のかぎしっぽ 査読/電束と電束線(篠原著)/2

電束2

メッセージ

今週は少し忙しくまとまった時間がとれないかもしれないので、時間のあるときにゆっくりと読みたいと思います。

一つ気になったのは

今の場合, 1\rm{C} あたりに1本と置きましたが, 1\rm{C} あたりに10本とか,
0.1本といったようにと置くことも出来ます.人によって,その値を自由に決めることが出来るため,
具体的な数値を決めることが出来ず,物理量と呼ぶことは出来ません.

の部分ですが、この理屈だと例えば重さを量るのもkgを使うかポンドを使うかによって値を自由に変えられるため物理量ではなくなってしまうと思います。

返答

  • こちらも、査読ありがとうございます! 確かにそのようにとることも出来ますね。。。 重さに関しては、1kg=○○ポンド と一意に決まった値なので、例えば「この物質の重さ」といった場合には、単位を含めると具体的に値を決めることが出来ますが、電束線の場合には 1Cあたり○○本と一つに値が決まっているわけではないので、具体的に値を決めることが出来ない、ということが言いたかったのですが、これに関して2つ質問があります。
  1. この私の認識は正しいですか?
  2. この私の認識が正しい場合、どのような表現にすれば誤解がない文章になると思いますか?
    毎回、査読ありがとうございます! 以上、二つの点、見解をお聞かせてください。時間があるときで結構です。よろしくお願いいたします m(__)m -- 篠原 2006-09-06 (水) 14:58:25
  • 正直、僕もよく分からなくなってきたのですが、やはり篠原さんの認識は違うような気がしています。
    今回は、kgとポンドの話を例に挙げましたが、例えば明日から僕が重さの単位を1[nobu]として測ることも可能な訳です。
    もちろん[nobu]は国際基準にはならないけれど、SI単位系自体皆がばらばらの単位を使っていたらややこしくなるから、国際的な基準として決めただけで人工的である事には変わりありません。
    「単位を決めなければ値は決められない」これは電束線と同じではないでしょうか。
    単位には物理量であろうとそうでなかろうと、任意性があるはずです。
    物理量にはもっと本質的な定義があるのではないでしょうか。ただそんなことを真剣に考えたことはなく、今まで調べたこともないので、良く分からなくなってしまいました。
    掲示板で聞いて見ると良いかもしれませんね。なんとなく”次元”と関係していそうな気もしますが。 -- NOBU 2006-09-08 (金) 00:30:05
  • どなたか物理量の定義を知っている方はいらっしゃいますでしょうか。 -- NOBU 2006-09-08 (金) 00:41:44
  • 返信ありがとうございます。そうですね。私もなんだかよく分からなくなってきました。。。
    著者が自分の書いたことに関して「よく分からん」では困りますよね。。すみません。
    とりあえず、不確かなことをそのまま書くのも問題ありだと思うので、該当するセクションを削除しようと思います。
    ちなみに、広辞苑によると、
    物理量:物理系の性質を表現し、その測定法、大きさの単位が規定された量。
    となっています。「大きさの単位が規定された量」というところから、単位を含めて具体的に値が決められる量なのかな?と思ったのですが。。 また、Wikipediaによると、
    物理量とは、質量、長さ、体積、圧力、時間などの客観的に測定できる量、およびその量を用いて算出できる量のこと。
    となっています。 また、次元に関してですが、[W^(1/2)]という次元を持った物理量や、比誘電率、電気感受率、屈折率など無次元の物理量もあるため、単なる次元の問題ではないような気はしています。でも、実際のところ、よく分かりません。いずれにせよ、私の分からないことを堂々と私の記事に書くわけにいかないので、このセクションを削除することにします。「電束密度」とあわせて修正いたしますので、しばらくお待ちください。。 -- 篠原 2006-09-08 (金) 00:56:31
  • 篠原さん、情報どうもありがとうございます。広辞苑もWikipediaも曖昧さがあり、なんとも言えませんね…。昨日の夜、少し考えてみたのですが、僕にはMXKさんのおっしゃっていた「電束管(線)は電束を計量する手段」というのが一番しっくりときます。あまり物理量かどうかということにこだわらず、そのような観点で説明してみてはどうでしょうか。 -- NOBU 2006-09-08 (金) 19:27:23
  • NOBUさん、ご提案ありがとうございます。私としては、あまりしっくりきていません。DdSという電束管を足し合わせると、電束になる、という意味なのかなぁ〜?とは思っていますが、そのような観点で説明できるだけの力は私にはありません。もしよろしければ、共著にしてNOBUさん、説明を加えてみませんか?? -- 篠原 2006-09-09 (土) 15:06:19
  • 正直なところ、僕には篠原さんが電束線という概念のどこで混乱し、その混乱を初学者に避けてもらうためにどの様な説明がしたいのか、よく分かっていない気がします。上記のような提案はしましたが、今一度記事を読んでみると、「電束線って物理量なの?」というセクションがなければ僕にはすっきりとするので、特に書き加えなくても良いかと思いました。なので申し訳ないですが共著というのはお断りさせて下さい。電束線は地図とのアナロジーを考えれば分かりやすいと思うのですが、だめですか。等高線の入った地図を見て、ある間隔の本数を数えれば本数を数えただけなのに高さが分かりますよね。それと全く同じだと思います。もちろん等高線を描くルールは最初に決めておかなければなりませんが。 -- NOBU 2006-09-09 (土) 17:35:42
  • わかりました。いずれにせよ、物理量云々のセクションは削除しますので、そのセクションがなければすっきりするのなら、それで解決ということで・・・。 ご意見ありがとうございました。まだ修正していませんが、修正までしばらくお待ちください。 -- 篠原 2006-09-09 (土) 17:57:05
  • あと、NOBUさん、この記事とは関係ありませんが、以前議論していた「フェルミ粒子だからパウリの排他率によりバンドが形成される」という主張、間違っていたことを認めます。ボーズ粒子でもバンドや禁制帯が出来るようです。。。 (以上、報告でした。) -- 篠原 2006-09-09 (土) 18:39:52

 
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