Linuxはハードウェアクロック(CMOSに保存された時刻.電源OFFでも動作),システムクロック(カーネルが管理している時刻.電源ON時のみ動作.起動時にハードウェアクロックから時刻を取得)の,二つの時計をもっています.
どちらの時計もあまり正確でないので,定期的に合わせる必要があります.正確な時刻は外部のNTPサーバから入手可能です.NTPサーバとして
などがあります.システムクロックをサーバ時刻を合わせるには
ntpdate
コマンドを使います.上記NTPサーバを利用するには
# ntpdate 210.173.160.57
とします.
システムクロックは電源を切ると消えるので,システムクロックをハードウェアクロックと同期させる必要があります.それには
# hwclock --systohc
とします.なお,ntpdate コマンドを実行するには ntp ポート (123) が空いている必要があります.
su でのパスワード入力,adsl-setup や smbclient などの最中はBackspaceキーを押しても
^H
と入力されてしまい間違えた文字が消せません.こんなときは「Ctrl」+「u」キーでその行の文字を全部消すことができます.意外と重宝します.
$ uname -r
Vine Linuxのコードネームは,ワインの銘柄らしいです.
$ cat /etc/vine-release
で,使ってるVine Linuxのコードネームが表示されます.ちなみにVine 3.1のコードネームはPichon Lalande.
どのデーモンがどのランレベルで起動しているのかの確認,デーモンの起動や停止の設定を行うのが chkconfig です.サービス一覧を表示するには
# chkconfig --list
とします.すると
saslauthd 0:off 1:off 2:off 3:off 4:off 5:off 6:off apmd 0:off 1:off 2:on 3:on 4:on 5:on 6:off inet 0:off 1:off 2:off 3:on 4:on 5:on 6:off portmap 0:off 1:off 2:off 3:on 4:on 5:off 6:off ...
のように一覧表示されます.各行の数字はランレベルを表しています.特定のサービスについてのみ表示したい場合は
# chkconfig --list httpd
などとします.設定を切替えるには
# chkconfig httpd off
などとします.ランレベルを指定するには
# chkconfig --level 3 httpd off
などとします.ランレベル指定がない場合は2から5で適用されます.