RIGHT:寄稿:東條遼平 大がかりなプログラムを書くのでなければ、knoppixを使うのは大変手軽で便利だと思います。お金をかけずに使えますし、インストールしなくても使えるLinuxなので使いたいときだけ使えます。そして、タイトルは環境作りとなっていますが、環境はすでに出来ています。 #ref(vim_and_emacs.png,nolink) まずプログラムのコードを書かなければならないのですが、それにはエディタが必要です。エディタとはWindowsでいうところのワードやメモ帳にあたる訳ですが、プログラムを書く場合プログラムを書く事に適したエディタを選ぶ必要があります。 Linuxには2大エディタとも言うべき「vi」(またはvim)と「emacs」という大変性能が良いエディタがあります。どちらもお金をかけずに使え、またknoppixでも使えます。 左がvimで右がemacsです。どちらを使うかは趣味の領域で、優劣は無いように思います。自分はvimを使用しています。 vimとemacsについてはエディタ を参照してください。 それではどんな入門書にも必ず最初に載っているプログラムを書いてみます。 #include<stdio.h> int main() { printf("Hello World!"); return 0; } プログラムのソースを例えばhello.cと保存したら、コンソールでソースファイルと同じディレクトリに移動し、 $gcc hello.c とすればa.outという実行可能ファイルが生成されます。 (コンソールはデスクトップの画面下のモニタのようなアイコンをクリックすれば立ち上がります。) これが、今いるディレクトリにprogramというディレクトリがあって、その中にhello.cがあるなら $gcc program/hello.c となります。 生成された実行可能ファイルを実行してみます。 $./a.out Hello World! この流れは基本的にプログラムの規模が大きくなっても同じです。