#author(崎間) Cに限ったことではないのですが,プログラムを実行するときにどれくらい時間がかかるのか知りたいことはよくあります. Linuxにはtimeというコマンドがあり,それを使うと実行にかかった時間を知ることができます. fooという実行ファイルがあるなら, $ time ./foo とすれば,fooが実行され,それにかかった時間がわかります.プログラム本来の出力の後に,例えば real 0m0.103s user 0m0.010s sys 0m0.000s というような出力が追加されます.ここで - real: プログラムの実行にかかった時間 - user: プログラムの実行中,ユーザモードだった時間 - sys: プログラムの実行中,カーネルモードだった時間 です.ユーザモードというのは加算や減算,メモリへのアクセスなどです.カーネルモードとはシステムコールを実行したときのモードです.システムコールとは,OS(のカーネル部分)が提供する機能のうち,プロセスから呼び出せるようになっている機能のことです.