グラフ表示に使われるGnuplotのWindows版,wgnuplotの入手と初期設定の紹介です.
Gnuplotの最新バージョンは4.0です(2004年5月24日現在).以下のFTPサイトからWindows用の gp400win32.zip を入手します.
また,以下のサイトでは最新バージョンの日本語マニュアル,日本語化キットが公開されています.
ダウンロードしたら解凍し,出てきたgnuplotフォルダをたとえばC:\に移動します.日本語化しないのならこれでインストール完了です.実行ファイルwgnuplot.exeはさらにその下のbinフォルダにあります.
wgnuplot.exeをダブルクリックすればgnuplotが起動します.また,このbinフォルダのフルパスは後で環境変数を設定する際入力します.
wgnuplotを起動すると,つぎのようにフォントが潰れて判別できない状態になっています.
文字が読めませんので,フォントを設定しなおします. wgnuplotの画面上で右クリックすると出てくるメニューの「Choose Font...」を選択します.
「MS ゴシック」などを選択すれば問題なく表示されるようになります.
このまま終了してしまうと,次回起動時にまた同じ設定をしなければなりません.それを避けるために,右クリックのメニューから「Update wgnuplot.ini」を選択して設定を保存しておきます.ちなみに,wgnuplotのウィンドウ内でのキーバインドは EmacsやLinuxコンソールと一緒です.
コマンドプロンプトやプログラム中からwgnuplotを直接呼び出すには,実行ファイルの場所を環境変数PATHに追加しておくのが簡単です(フルパスで指定するのなら,環境変数を設定する必要はありません).
Windows XPの場合は「マイコンピュータアイコンを右クリック」 → 「プロパティ」 → 「詳細設定」タブ → 「環境変数」をクリックし,(ユーザ,システムどちらでもよいので)環境変数PATHを選び,「編集」をクリックします.環境変数PATHがない場合は新規につくります.ここに,wgnuplot.exeがあるフォルダを追加します.今の場合は,
C:\gnuplot\bin
を追加することになります.
これでwgnuplotをどこからでも簡単に呼び出せるようになりました.