PPPoEでADSL

2002年度くらいからのメジャーなLinuxディストリビューションでは, ADSLでインターネット接続できるrp-pppoeというPPPoE接続ソフトが標準でインストールされています.僕はVine Linux 2.5でフレッツADSLに接続しましたが,その設定はわりと簡単でした.

NTT東日本・西日本が提供するフレッツADSLではPPPoE(Point to Point Protocol over Ethernet)というプロトコル(通信規約)でユーザー認証・インターネット接続を行います. ADSLモデムをPCに直結して接続する場合は, rp-pppoeに含まれているadsl-setupで設定してPPPoE接続でインターネットに接続します.

きちんと動作するNIC(ネットワークインタフェースカード = LANボード)が取り付けてあることが前提条件です. NICがない場合は買っておきます.たいていの電気屋さんで1000円以下で手に入ります. NICの認識は,PCIスロットにNICを差し込んでLinuxを起動させると自動的に行ってくれるはずです.運がよければ一発ですが,うまくいかなかったときは 検索サイトでいろいろ探すと解決策があると思います.

adsl-setup

rootになり,adsl-setupコマンドを実行します.

$ su -
# adsl-setup

すると対話型の設定がはじまります.

Welcome to the Roaring Penguin ADSL client setup.
First, I will run some cheks on your system to make sure the
PPPoE client is installed properly...

Looks good! Now, please enter some information:
USER NAME

>>> Enter your PPPoE user name (default xxxx@xxxx):ユーザー名@xxx.xx.xx

ここでPPPoEで認証を行うときのユーザー名を入力します.フレッツADSLでは「ユーザー名@プロバイダの情報」を入力します.foo@plala.or.jpという感じです. Enterキーを押すとつぎの画面に進みます.

INTERFACE

>>> Enter the Ethernet interface connected to the ADSL modem For Solaris,
this is likely to be something like /dev/hme0.
For Linux, it will be ethn, where 'n' is a number
(default eth0): eth0

ADSLモデムを繋いでいるNIC(LANカード)のデバイス名を入力します. NICが一枚しか差してないのなら通常はeth0(ゼロ)なはずです. Enterキーを押すとつぎの画面に進みます.

Do you want the link to come up on demand, or stay up continuously?
If you want it to come up on demand, enter the idle time in
seconds after which the link should be dropped.
If you want the link to stay up permanently,
enter 'no' (two letters, lower-case).

NOTE:Demand-activated links do not interact well with dynamic IP addresses.
You may have some problems with demand-activated links.

>>> Enter the demand value (default no): no

自動切断の設定を行います.通信が途絶えてから自動切断が行われるまでの秒数を入力します.自動切断する必要がなければnoでいいでしょう.Enterキーを押すとつぎの画面に進みます.

>>> Enter the DNS information here:

DNS(Domain Name System)サーバを指定します.プロバイダで指定されたのプライマリ DNSサーバ,セカンダリDNSサーバのIPアドレスを入力しました. Enterキーを押すと次の画面に進みます.

PASSWORD
>>> Please enter your PPPoE password:

PPPoE接続のパスワードを入力します.一度入力すると確認を要求させるのでもう一度入力します.二度の入力が正しければつぎの画面に進みます.

>>> Choose a type of firewall (0-2): 1

ファイアウォールの設定です.ファイアウォールを設定する必要がない場合は0,スタンドアロンで接続する場合は1,マシンに接続しているLAN内のPCからも利用する場合は2を入力します. 1台で接続する場合はスタンドアロンでいいでしょう.

** Summary of what you entered **

Ethernet Interface: eth0
User name:          ユーザー名@プロバイダ情報
Active-on-demand:   no
DNS:                xxx.xxx.xxx.xxx
Firewalling:        STANDALONE
>>> Accept these setting and adust configuration files (y/n)? y

今までの設定の確認画面が表示されます.問題なければyを入力して設定ファイルに書き込みます. Enterキーを押すとつぎの画面に進みます.

Congratulations, it should be all set up!

Type 'adsl-start' to bring up your ADSL link 'adsl-stop' to bring it down.
Type 'adsl-status' to see the link status.

これで設定が完了しました.ここで設定した内容は/etc/ppp/pppoe.confファイルに保存されます.

接続してみる

ADSL接続できるかどうか,さっそく

# adsl-start

とタイプします.しばらく待ってConnected!と表示されたら成功です.実際につながっているかどうか確認するために,pingコマンドで外部にパケットを飛ばしてみましょう.

# ping www.plala.or.jp

応答があればOKです.やたらめったらパケットを飛ばすのはいけないらしいのでほどほどに.どんなIPが割り当てられているのかなどの情報を知るには

# ifconfig

とするとネットワーク関係の一覧が表示されます.切断するには

# adsl-stop

とします.

うまくいかなかったら

すんなりうまくいったように書いてきましたが,僕はこういうネットワーク関係はいつもドツボにハマリまくりです.どうしても接続できないときは順をおってはじめからやりなおすのが一番です.僕はよく以下のような事を確認しています.

ネットワーク接続が有効になっていないか

LANの設定が有効になっていると,本来ADSL接続時に割り当てられるIPアドレスが上手く割り当てられなくなるようです. LAN接続を無効にするには

# /etc/rc.d/init.d/network stop

とします.

ケーブルはささっているか,壊れてないか

当然ですが,LANケーブルが NIC にささっていないと繋がりません.コネクタが変になっていないか,接触不良が起こっていないか確認します.同じ LANケーブルが他の PC で使えるか確認できるとベストです.

本当に eth0 なのか

/etc/modules.conf(またはconf.modules)を見てみて, alias eth0 xxxと書かれているxxxのところが使おうとしているNICのチップセットかどうかを確認します.

パスワードはまちがってないか

adsl-setup で入力したパスワードがまちがっていないか確認します. /etc/ppp/pap-secretsにパスワードが保存されています.

NICを付けたり外したりしてみる

なぜかこれでうまくいくことが多いです.NICを一度外して再起動,ここでkudzuがNICが外されたことを知らせてきます.いままでの設定をどうするかきいてくるので,removeを選択します.再び再起動.今度はNICをつけます.kudzuがたちあがるので configure します.こういう経過でadsl-startすると繋がることが多いみたいです.

Valid XHTML 1.1! home > コンピュータ > Linux >
リロード   新規 編集 凍結 差分 添付 複製 改名   トップ 一覧 検索 最終更新 バックアップ   ヘルプ   最終更新のRSS
Modified by 物理のかぎプロジェクト PukiWiki 1.4.5_1 Copyright © 2001-2005 PukiWiki Developers Team. License is GPL.
Based on "PukiWiki" 1.3 by yu-jiPowered by PHP 5.2.17HTML convert time to 0.035 sec.