最低限覚えておくべき事

Linuxを使うにはいろいな知識が必要です.それらすべてを紹介するのは無理ですが,Linux関係の記事を読む際に最低限知っておいて欲しい事をここで簡単に紹介します.

コマンド

「コマンド」とは命令のことで,パソコンになにか仕事をさせたいとき,用意されているコマンドを使って命令します.命令にはいろいろ種類がありますが,全部ひっくるめてコマンドと呼びます.同じ意味でコマンドラインということもあります.

ターミナル

コマンドを入力する部分を「ターミナル」と呼びます.本来ターミナルとは端末,すなわち大きな処理能力を持つコンピュータにつながった個人用のコンピュータのことですが,現在ではパソコン1台で両方を兼ねています.

そのため命令入力部分をターミナルエミュレータ(仮想端末)というソフトウェアで実現しています. Kterm や gnome-terminal がターミナルエミュレータです.単にターミナルと言う場合もあります. Linuxではコマンドラインでの操作が優れているため,このターミナルでのコマンド入力を多用することになります.

シェルプロンプト

ターミナル上では

[foo@localhost foo]$

というのが表示されています.最初の foo はユーザ名で,localhost はローカルホスト名です. 1スペース空けて書かれているのは(ここではfoo)ユーザがいるディレクトリ名です.これがユーザ名と同じ場合はホームディレクトリにいることになります.

つぎの $ が「シェルプロンプト」です.これが表示されている場合はコマンド入力待ちであることを表しています. $ で表示されている場合が一般ユーザで,これが # ならスーパーユーザ(システム管理者;root)であることを表しています.なにかのコマンドを例示する際,

$ コマンド名

と「$」が最初についている場合は一般ユーザでコマンドを打つことを表します.また,

# コマンド名

のように「#」が最初についている場合はrootでコマンドを打つことを表しています.なお,例示されている「$」や「#」はタイプしません.

タイプ

ターミナルにコマンドをキーボードで打って入力,実行することを「タイプする」と言うことがあります.

引数

cd というコマンドを実行する場合,

$ cd foo

のようにコマンドの後にスペースを1つ空けて何か入力する場合があります.このコマンドの後に入力するもの(今の場合は foo)を「引数」と言います.引数は1つの場合と2つ以上の場合があり,2つ以上ある場合は左から第1引数,第2引数,… と言います.

ディレクトリ

Windowsでいう「フォルダ」に相当するものをLinuxでは「ディレクトリ」と呼びます. Linuxではディレクトリによって完全な階層構造(ツリー構造)が構成されています.ディレクトリの一番上の部分(木の根の部分)を

/

で表し,ルートディレクトリと呼びます.また,ディレクトリの区切りにも / が使われます.

/tmp/

tmp/

は意味が全く違いますので注意してください./tmp はルートディレクトリ直下の tmp というディレクトリを, tmp/ は現在いるディレクトリ直下の tmp というディレクトリを意味します.現在のディレクトリから見て1つ上の階層のディレクトリは

../

とドット・ドット・スラッシュで表します.

カレントディレクトリ

現在いるディレクトリのことを「カレントディレクトリ」といいます.カレントディレクトリは

./

と,ドット・スラッシュで表します.カレントディレクトリ名を表示するコマンドは

$ pwd

です.Print Working Directory の意味です.カレントディレクトリを変える(ディレクトリを移動する)には cd というコマンドを使います.たとえば1つ上の階層のディレクトリに移動するには

$ cd ../

とします.cd は Change Directory の意味です.

ホームディレクトリ

Linuxのユーザには必ずホームディレクトリというユーザ用のディレクトリが用意されます.フルパスで書くと

/home/ユーザ名/

です.これは省略して

~/

とチルダ・スラッシュで書けます.どのディレクトリからでも

$ cd

と cd コマンドを引数なしでタイプすればホームディレクトリに移動できます.

ユーザ

(コンピュータからみて)コンピュータを使う人の事を「ユーザ」といいます.

ログイン

Linuxは1人が独占してコンピュータを使用するのではなく,複数が使うことを前提に作られています.したがって電源を入れたらいきなり使えるのではなく,まず「ログイン」という作業をして,ユーザがこれから使うということをコンピュータに教えます.

スーパーユーザ

システム(コンピュータ)の管理者を「スーパーユーザ」と言います.「root」 と言う場合もあります.スーパーユーザにはプログラムをインストールしたりシステムファイルを編集,削除したりといった権限が与えられます.スーパーユーザにしか使えないコマンドも多く存在します.

一般ユーザ

スーパーユーザではないユーザが「一般ユーザ」です.一般ユーザは何人でも作れます.パソコンにLinuxをインストールした場合,パソコンを使うのは1人である場合が多いですが,普通は一般ユーザで作業をします.なぜなら,スーパーユーザは簡単にシステムを破壊することができるので,うっかりミスをした場合危険だからです.

ユーザ名

ユーザの名前です.「アカウント名」とか「ユーザID」という場合もあります.通常,ユーザ名と同じディレクトリがユーザ作成時に /home/ 以下に作られ,そのユーザのホームディレクトリになります.例えば foo というユーザのホームディレクトリは /home/foo/ です.

ユーザの切り替え

ログインしたまま別のユーザに切り替えたいときは su というコマンドを使います. su は switch user のことです.たとえば foo というユーザから bar というユーザに切り替えたいときは

$ su bar

とタイプします.また,スーパーユーザに切り替えるときは

$ su -

または単に

$ su

とします.このことを「rootになる」ということが多いです.プログラムのインストールやシステムの設定,コンピュータの電源を切る場合など,rootになる機会は多々あります.

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